菊花賞(10月25日 京都11R)芝3000m
クラシック3冠、最後のレース。芝3000m戦。
過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔030〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔236〕、2ケタ人気馬〔013〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
毎年、1~3番人気の少なくとも1頭が、連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
最も好相性なのが、TRの神戸新聞杯組で〔864〕。3着以内16頭に、4着と5着が1頭ずつ。3着外しのこの2頭は、本番では3着まででした。
もうひとつのTR、セントライト記念から〔131〕。連対4頭に、4番人気9着馬。
その他では、ラジオNIKKEI賞から〔100〕。2着馬。
札幌記念から〔010〕。3着馬。
2勝クラスから〔005〕。芝2200m~2600mのレースを勝った馬でした。
馬券圏内30頭中、前走で3着を外していたのはわずかに3頭。優勝馬は、すべて前走重賞3着以内の馬。
また、連対20頭中15頭に芝2400m以上の勝ち、または同距離の重賞3着以内がありました。
ただ、近年はあまり長距離実績に、神経質にならなくてもよさそうです。
キャリア10戦以上は2着まで。
枠順ですが、1~6番枠で7勝。あとは12、13、14番枠が1勝ずつ。
15番枠より外になると〔012〕と苦戦の傾向に。出来れば内めの枠を引きたいところです。
コントレイルが、デアリングタクトに続く“無敗の3冠”なるか?
牡馬、牝馬、Wでの達成となれば、まさに歴史的瞬間を目の当たりにすることになりますが、果たして?
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.10.22