CBC賞(2020年7月5日 阪神11R)芝1200m
CBC賞(日曜・阪神)
京都競馬場の秋の改修工事に伴い、今年は中京ではなく、阪神で行われる芝1200mのハンデ戦。
実は、10年は京都、11年は阪神と、過去に他場での施行もありました。
従いまして、データは過去10年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔311〕、2番人気は〔312〕、3番人気は〔113〕。
6番人気以下〔064〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
勝ち馬は4番人気までです。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔223〕。
ヴィクトリアマイルから〔011〕。
芝1400m時代の阪神牝馬Sから〔110〕。
マイラーズCから〔001〕。
京王杯SCから〔010〕。
海外GⅠのアルクオーツスプリントから〔001〕。
重賞組は、人気、着順不問です。
芝のOPから〔434〕。こちらも人気、着順は不問。
ダートのOPから〔100〕。勝ち馬でした。
3勝クラスから〔121〕。勝ち馬または1番人気に推されていた馬です。
前走を距離別(ダートも含む)で見てみると、1200m〔446〕、1400m〔551〕、1600m〔112〕。海外の1000m〔001〕というのもあります。
同距離または1400mからの距離短縮組が互角の成績です。
ちなみに、近6年の馬券圏内18頭は、すべて前走1200mか1400mからの馬となっています。
トップハンデは10年で10頭いて〔203〕。
勝ち馬のハンデは58.5~53キロで、平均すると56.05キロ。
2着馬は57.5~50キロで、平均54.65キロ。
3着馬は59~54キロで、平均56.15キロ。
57.5キロ以上の馬は13頭出走して〔332〕。
牝馬は2キロ軽いので、55.5キロで出走した牝馬2頭の〔101〕を加えると、15頭で〔433〕。
重いハンデは力の証しと見ていいようです。
連対20頭中、2戦続けて掲示板をハズしていたのは2頭のみ。前年の勝ち馬と、GⅡ勝ちの実績馬でした。
牝馬は〔242〕。
年齢別では、3歳〔010〕、4歳〔112〕、5歳〔644〕、6歳〔324〕、7歳〔020〕。
中でも6歳馬がいいよう。
なお、近6年の馬券圏内18頭は、すべて5歳以上の馬で占められています。
また、リピーターが多いのも特徴です。具体的に見ていきましょう。
10年勝ったヘッドライナー、翌11年2着。
10年2着ダッシャーゴーゴー、翌11年優勝、12年も3着。
12年勝ったマジンプロスパー、翌13年も連覇。
13年3着サドンストーム、15年も3着。
17年2着セカンドテーブル、翌18年3着。
18年勝ったアレスバローズ、翌19年2着。
今年は昨年の覇者、レッドアンシェルが出走予定です。
ちなみに、ヘッドライナーは10年京都、11年阪神。ダッシャーゴーゴーも、10年京都、11年阪神、12年中京と、異なる開催場での好走ですから、コース適性以上に、“夏に強い馬”がキーワードになるのかも?
最後に、連対20頭中、16頭に6~8月の勝ちがあったことを付け加えておきたいと思います。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.07.04