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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【七夕賞】過去9年データ分析!

Text:長谷川雄啓

七夕賞(2020年7月12日 福島11R)芝2000m

七夕賞(日曜・福島)

芝2000mのハンデ戦。

中山で行われた11年を除く、データは過去9回で見ていきましょう。

また、10年は3着同着。従いまして、3着は9回で10頭となります。

1番人気は〔212〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔200〕。

6番人気以下〔347〕、2ケタ人気馬〔315〕。

馬連3ケタはなく、万馬券4本。

毎年7番人気以下の伏兵が馬券に絡む、波乱のハンデ戦です。

ステップレースを見ていきましょう。

複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞は2つ。

鳴尾記念から〔220〕。

エプソムCから〔202〕。

その他、AJCC、東京新聞杯から勝ち馬が。

ヴィクトリアマイル、目黒記念、新潟大賞典、海外GⅠのドバイシーマCから2着馬が。

天皇賞・春、GⅡ時代の産経大阪杯から3着馬が出ています。

重賞組は、人気、着順不問です。

芝のOPから〔324〕。4着以内6頭に、8、10、11着馬。

ダートのOPから〔011〕。10着馬と4着馬。

ダートの3勝クラスから〔001〕。8着馬。

2勝クラスから〔001〕。こちらは1番人気1着馬でした。

ステップレースを見ても、実に様々。クラスも、人気、着順もバラバラなあたりに難解さが現れています。

トップハンデは、9回で15頭いて〔122〕。

勝ち馬のハンデは57.5~52キロで、平均すると55.83キロ。

2着馬は58~54キロで、平均56.11キロ。

3着馬は58~50キロで、平均54.3キロ。

近7年は、57キロ以上の馬が6勝。昨年は57.5キロのミッキースワローが、トップハンデ馬としては12年振りの優勝を果たしています。

連対18頭中、15頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る3頭中2頭には芝1800mの重賞に勝ちがありました。

また、連対18頭中16頭に、過去1年以内の勝ち、または重賞2着がありました。

牝馬は〔010〕。

最後に年齢別に見ておくと、3歳〔000〕、4歳〔210〕、5歳〔422〕、6歳〔257〕、7歳〔100〕、8歳〔011〕。

5、6、4歳の順にいいようです。

取捨選択の最後は、小回り福島への適性の高さが決め手になるかもしれません。コース実績をしっかりチェックして下さい。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』

【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。

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