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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【アイビスサマーダッシュ】過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

アイビスサマーダッシュ(2020年7月26日 新潟11R)芝1000m

アイビスSD(日曜・新潟)

夏の新潟の幕開けを飾る名物重賞。芝直線1000m戦。

過去10年、1番人気は〔710〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔032〕。

6番人気以下〔315〕、2ケタ人気馬〔002〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券なし。

勝ち馬は1番人気(7頭)か、7番人気(1頭)または8番人気(2頭)。

現在1番人気馬が7年連続連対中です。

ステップレースを見ていきましょう。

CBC賞から〔310〕。人気、着順は不問。

函館SSから〔212〕。掲示板4頭に、6着1頭。

海外GⅠのアルクオーツスプリントから〔001〕。12着馬。

OP特別から〔474〕。

中でも、韋駄天Sから〔231〕。4着以内の馬。

バーデンバーデンCから〔032〕。掲示板4頭に、16着馬も1頭。

3勝クラスから〔111〕。3着以内の馬。

2勝クラスから〔002〕。こちらは勝ち馬でした。

連対20頭のすべてに、芝1000mまたは芝1200mでの勝ちがありました。

また、連対20頭中17頭が前走掲示板確保の馬。例外の3頭は、CBC賞7着、9着の馬と、ダートOPのコーラルS13着馬でした。

牝馬は〔555〕。牡、セン馬と互角の成績です。

年齢別に見ていくと、3歳〔021〕、4歳〔411〕、5歳〔364〕、6歳〔113〕、7歳〔201〕。

3歳馬に勝ちはありません。

直線競馬で重要となる枠ですが、2ケタ馬番は、勝ち馬6頭、2着馬6頭、3着馬7頭を輩出。

一方で、3番枠と4番枠が3頭ずつ馬券圏内に。

開幕週でも、外めの枠の好走が確かに目立ちますが、内がまったくダメというわけではないので注意が必要です。

千直経験馬なら、53秒台から54秒台前半の時計は欲しいところ。

持ち時計のチェックもお忘れなく。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』

【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。