5球団の争奪戦勃発の石川柊太
FA権を行使し、去就に注目が集まる石川柊太は、岸田監督が出馬したオリックスとは面談を終え、ロッテ、ヤクルト、巨人も獲得に参戦しているが、現状進展はないと語った。
オリックスバファローズの岸田護新監督からは直々に、左の宮城大弥に並ぶ右のエースになってほしいとラブコールを送られている。
石川柊太は交渉の席では、チームによっても違う春のキャンプの話も聞けたらいいなと考えているようだ。
今シーズン年俸が1億2000万円の石川柊太だが、高給取りが揃うソフトバンクでは人的、金銭ともに補償不要のCランクと見られ、他球団との争奪戦は必至となりそうで、石川柊太の去就に注目が集まっている。
即日アタックしたオリックスバファローズは、昨年までの3連覇から5位に沈み、先発陣では宮城大弥や曽谷龍平、エスピノーザの7勝が最多勝利で2ケタ勝利を挙げた投手はおらず、チーム防御率はリーグ2位の2.82と安定していたが、結果的に一人も規定投球回をクリアできておらず、石川柊太を獲得し、先発人に厚みをつけたいようだ。
オリックスバファローズは、3年5億4000万円プラス出来高相当(推定)の大型提示で勝負に出たとみられ、最大限の誠意を示す。
パ・リーグでは、オリックスバファローズに続き、ポスティングでの米大リーグ挑戦を目指す佐々木朗希の穴埋めが急務になっている千葉ロッテマリーンズが参戦している。
セ・リーグでは、ヤクルトスワローズが獲得調査を進めており、14日にFA宣言選手として公示され、交渉解禁となる15日以降にアタックするとみられる。2年連続リーグ5位に終わった今シーズン、チーム防御率3.64はリーグワーストと投手陣の立て直しが急務となっており、かつて最多勝に輝いた通算56勝の石川柊太を獲得し、来シーズンは3年ぶりのV奪回を目指したい。
巨人もメジャー挑戦を表明している今季15勝3敗の菅野智之の穴埋め補強が急務であり、最大4年総額16億円から18億円の大型契約を提示する可能性があるとされている。
その巨人が石川柊太との交渉に手応えを感じているからか、人的補償として指名される可能性がある巨人の若手を続々と育成契約を結んでいる。この行動から見るに巨人が一歩リードしているのではないかと思われる。
判断材料は条件より殺し文句「来てほしい」ということが伝わってくるのを大事にしたいと語る石川柊太がどこからの球団の声が刺さり、移籍するのか、はたまた残留するのか注目が集まっている。
公開日:2024.11.23
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