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【ソフトバンクホークス今季の課題】デスパイネとグラシアル残留、柳田悠岐/栗原陵矢/中村晃がいるが野手の世代交代が必要

12球団完全データファイル2021

両リーグ、前年最下位チームが優勝を果たしという前代未聞のシーズンとなった2021年。12球団の詳細なデータをもとに、今季の戦いぶり&来季に向けた課題、期待値を完全掲載!

【今季の課題】打線の再建がカギを握る!

ここ数年のホークスの隆盛を支えてきた、デスパイネとグラシアル残留、柳田悠岐、栗原陵矢、中村晃がいるものの、相対的に打ち勝つ打線の再構築が必要だ。栗原が育ったのは嬉しいが、結局、「野手の世代交代」という積年のツケが回ってきそう。

リチャードは7本塁打を放ったが、打率.181に沈み、上林誠知も復活できず。2019年のドラ1・佐藤直樹も2軍で打率.248で現状は守備の人だ。このあたりで若手スラッガーを出していかなければ、暗黒期を招きかねない。何年も同じことを言われ続けてきたが、今が本当に分岐路。1年を捨てて若手を育てる決断もアリでは…?


 2013年以来のBクラス転落。2014年には1位に返り咲いたが、この年は柳田悠岐や長谷川勇也が台頭し、李大浩の獲得に成功した年だった。果たして2022年の起爆剤は…?

【チームMVP/栗原陵矢】シーズン完走の自信!昨年のシリーズMVP

打線が崩壊しなかったのは、2020年の日本シリーズMVP・栗原陵矢が順調に成長したのが要因。昨季は息切れした時期もあったが、今季は4月、5月、 8月と3度の月間打率3割台を記録。

全143試合に出場し、打率.275、21本塁打、77打点をマークした。特に打点は柳田悠岐に3点差に迫るチーム2位。やや不調だったデスパイネに代わり、点取り屋になった。来季から長谷川勇也の背番号24を継承することが決まっている。

投手陣では津森宥紀が秀逸。右サイドから放つストレートが変態的に伸び上がるようになり、左右不問で三振を奪いまくった。

【チーム逆MVP/千賀滉大】日本のエースをあえて叩きたい!

逆MVPはあえて千賀だ!6年連続二桁勝利、東京五輪では日本の金メダル獲得に貢献した大エースになんてことを言うんだ、と思うファンもいるだろう。

確かに2021年4月の怪我は不運なピッチャーライナー直撃による左足首靭帯損傷だったが、2020年も右上腕部の張りでファームで開幕を迎えており、コロナ禍でなければシーズン半休に相当。

昨季も右ふくらはぎの張りで開幕投手を逃している。復帰後は抜群の投球を見せただけにここ2年の出遅れは本人も不本意なはず。「開幕投手には“格”というものがあるだろう」とは王貞治会長の名言。日本のエースは開幕戦の「いの一番」にマウンドに立つべきだ。

【パリーグ4位】福岡ソフトバンクホークス

【2021シーズン成績】
60勝62敗21分
勝率 .492
得 点 564 ②
失 点 493 ①
本塁打 132 ②
盗 塁 92 ②
打 率 .247 ①
防御率 3.25 ①


柳田悠岐は当然の如くチーム三冠に輝いた。周東佑京は長期離脱があったが70試合で21盗塁。今季の盗塁王は24盗塁で4人。フル出場できれば、間違いなく独走だろう。リリーフ陣では嘉弥真新也が最多登板&ホールドも防御率4.71で失点も目立った。


出典:『がっつり! プロ野球(30)』

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