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渋野日向子/那須川天心/みちょぱが同世代!山本由伸たち1998年世代は強靭なメンタルの持ち主

Text:福嶌弘

令和のプロ野球は彼らが主役!?今、1998年世代が熱い!

松坂世代、88年世代など、プロ野球を彩る「○○世代」。そんな世代論争に新たに加わりそうな1998年世代を大調査!

山本由伸の強靭な精神力はしぶこ&天心に通ずる

プロ野球史上最強の世代とも称される「松坂世代」の選手たちも2021年で41歳を迎える。昨季限りで藤川球児が現役を去り、この世代の総大将、松坂大輔(西武)が今季で引退し、残る現役選手は和田毅(ソフトバンク)だけと、最強世代の終焉がいよいよ見えてきた。

そんな松坂世代とは対照的に今、最も勢いに乗っている世代と言われているのが1998年生まれの選手たち。くしくも松坂たちが最初にクローズアップされた高校3年生時に生まれた選手たちである。今季で23歳とまだまだ若い世代ながら、すでにチームの主力選手として活躍している者も少なくないが、その筆頭候補と言えば山本由伸(オリックス)だろう。

都城高時代は全国大会には無縁の存在だった山本だが、プロ入り1年目から1軍で登板するなど経験を積み、2年目にはセットアッパーとして54試合に登板した上にオールスターにも出場。先発投手として起用された3年目には防御率1.95で最優秀防御率のタイトルを獲得。

オフに行われたプレミアでこの世代最初の代表デビューを果たすと、中継ぎ投手として稲葉ジャパンの初優勝に大きく貢献した。そして背番号を番に変えて臨んだ4年目の昨季は千賀滉大(ソフトバンク)と並んで最多奪三振のタイトルを獲得するなど、弱冠22歳にしてオリックス不動のエースとして君臨するだけでなく、オフにはこの世代最初の年俸1億円プレーヤーにまで成長した。

そんな山本の最大の武器と言えば、最速158キロの直球ではなく、強靭なメンタルだろう。ポーカーフェイスで淡々と投げ込む様子はチームの大先輩である増井浩俊が「いい意味で鈍感」と舌を巻くほどで、とてもプロ入り4年目の若手とは思えないほど。

思えば山本と同級生となる著名人を見ると女子ゴルフ黄金世代の筆頭格である渋野日向子に『神童』と称される格闘家の那須川天心、さらに芸能界では歯に衣着せぬ物言いで話題になる“みちょぱ”こと池田美優など、あらゆる場面でメンタルの強さを感じる人物が多い。もしかすると98年生まれ全体が強靭なメンタルの持ち主が多い世代なのかもしれない。

出典:『がっつり! プロ野球(28)』

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