フローラS(日曜・東京)芝2000m
3歳牝馬による、オークスTR。上位2頭までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔310〕、2番人気は〔152〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔145〕、2ケタ人気馬〔133〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。
2度の馬連3ケタは9年前と10年前のもの。
逆に、3本の万馬券は近5年で出現したもの。
波乱の度合いは、高まっているのかもしれません。
ステップレースを見ていきましょう。
フラワーCから〔134〕。掲示板7頭に、6着馬1頭。
クイーンCから〔021〕。人気、着順は不問です。
アネモネSから〔100〕。勝ち馬。
1勝クラスから〔743〕。連対11頭に、4、6、8着の馬。
未勝利勝ちから〔112〕。1番人気で勝ち上がった馬が3頭に、5番人気で勝ち上がった馬が1頭です。
最も好走馬を輩出している1勝クラスからの馬ですが、連対を果たした11頭は、前走連対10頭と2番人気4着の馬。
また、前走未勝利勝ちから連対の2頭は、1番人気で勝ち上がった馬に限られます。
前走重賞から勝ったのは、昨年のクールキャットのみです。
前走芝1600mから馬券圏内に来たのは、クイーンCとアネモネSのみ。あとはすべて芝1800m以上からとなっています。
連対20頭中、19頭に芝1800m以上への出走歴があり、例外の1頭は芝1600mを連勝中で、デビューから連対パーフェクトの馬。
芝1800m以上を経験済みの19頭のうち、17頭に勝ちがあり、1頭に2着がありました。
残る2頭は、芝1800mの重賞掲示板の馬と、芝1800mの1勝クラス4着の馬です。
キャリア1戦の馬の馬券圏内はなく、逆に8戦以上の馬は2着までとなっています。
外枠不利と言われる、東京芝2000m戦。過去10年の勝ち馬10頭中、7頭が8番枠より内の馬。
昨年こそ、15番と12番のワンツーでしたが、内枠有利はちょっと頭の中に置いておく必要がありそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第4版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.04.21