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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【中山金杯】過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

中山金杯(1月5日 中山11R)芝2000m

芝2000mのハンデ戦。

過去10年、1番人気は〔313〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔200〕。

6番人気以下〔053〕、2ケタ人気馬〔012〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券なし。

勝ち馬は5番人気まで。1~3番人気が連に絡まなかったのは1回だけ。その時も3着は1番人気の馬でした。

ステップレースを見ていきましょう。

マイルCSから〔120〕。人気、着順は不問です。

天皇賞・秋から〔001〕。6着馬。

金鯱賞から〔210〕。2番人気10着馬と4着馬2頭。

毎日王冠から〔100〕。3着馬。

アルゼンチン共和国杯から〔100〕。3着馬。

チャレンジC(朝日CCも含む)から〔133〕。掲示板6頭と、12着馬。

福島記念から〔111〕。勝ち馬2頭と、4着馬。

中日新聞杯から〔101〕。連対馬。

新潟記念から〔001〕。勝ち馬。

OPのディセンバーSから〔131〕。掲示板確保の馬。

3勝クラスから〔102〕。こちらは勝ち馬です。

GⅠからなら人気、着順は不問。

GⅡ以下は掲示板もしくは1、2番人気に推されていた馬。

例外は、チャレンジC9番人気12着から3着に来た、昨年のテリトーリアルのみ。この馬も前々走では、OP1着の成績を残しています。

トップハンデは10年で12頭いて〔421〕。

勝ち馬のハンデは58~55キロで、平均すると56.6キロ。

2着馬は58~54キロで、平均55.95キロ。

3着馬は57.5~53キロで、平均55.7キロ。

54キロ以下の馬は〔012〕。勝ち馬10頭と2着馬9頭までが、ハンデ55キロ以上となっています。

連対20頭すべてに、芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがありました。

また、19頭が中8週以内(今年は10月31日、11月1日)での出走。冬場の長期休養明けは、割引が必要ということかもしれません。

勝ち馬で見ると、10頭中9頭に複数回のOP3着以内歴があり、残りの1頭は2勝クラス、3勝クラスと連勝で臨んだ重賞初挑戦の馬。

牝馬は〔000〕。苦戦を強いられています。

年齢別に見ておくと、4歳〔322〕、5歳〔343〕、6歳〔343〕、7歳〔102〕。

ひとつ年を重ねて、4~6歳馬でまんべんなく。7歳の好走馬は、5番人気以内に支持された馬でした。

実は13年からの8年中7年で、トップハンデ馬が馬券に絡んでいます。

このレースでの重いハンデは“強さの証し”と考えていいのかもしれません。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』

【レギュラー出演番組情報】
『ジンバナ』 毎週日曜よる8:54~9:00(BS-TBS)

【書誌情報】
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。