日経新春杯(1月17日 中京11R)芝2200m
芝2200mのハンデ戦。昨年までは京都芝2400mで行われていましたが、今年は中京芝2200mに舞台が移ります。
データは、京都での過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔431〕、2番人気は〔410〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔214〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
1、2番人気のいずれも連に絡まなかったのは1回だけ。
1~3番人気でのワンツーが5回ある、堅めのレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
菊花賞から〔300〕。掲示板確保の馬。
有馬記念から〔200〕。3着と6着の馬。
ダービーから〔100〕。7着馬。
ジャパンカップから〔001〕。勝ち馬。
アルゼンチン共和国杯から〔010〕。2着馬。
札幌記念から〔001〕。14着馬。
金鯱賞から〔102〕。2番人気8着と、3、4着馬。
ステイヤーズSから〔001〕。3着馬。
中日新聞杯から〔020〕。3着馬。
鳴尾記念から〔010〕。2着馬。
OPの万葉Sから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔242〕。勝ち馬6頭に、2、4着馬。
2勝クラスから〔111〕。すべて勝ち馬でした。
様々なレースからの好走が見られますが、重賞をまとめてみると、GⅠ〔601〕。掲示板5頭に、6、7着が1頭ずつ。GⅡ、GⅢ〔144〕。3着以内5頭に、4、8、14着が1頭ずつ。
ざっくりとですが、なんとなくの傾向は見えるかと思います。
トップハンデは10年で13頭いて〔112〕。
勝ち馬のハンデは58.5~52キロで、平均すると54.9キロ。
2着馬は56~53キロで、平均55.1キロ。
3着馬は58~51キロで、平均55.05キロ。
トップハンデで馬券に絡んだ4頭中3頭は、当日人気が1番人気の馬でした。
連対20頭中、13頭に芝2200m以上での勝ちがあり、残りの7頭には芝2000mのOPクラスでの勝ちか、芝1800m以上の重賞の連対歴がありました。
また、連対20頭中、12頭に重賞3着以内が、1頭にOPでの勝ちがあり、残る7頭中6頭は、前走3勝クラスまたは2勝クラスを勝ち、かつ芝2200m以上に勝ちのあった馬。
例外の1頭は前走3勝クラス4着の馬ですが、この馬にも芝2200m以上での勝ちはありました。
実績か勢いの、いずれかは欲しいといった感じでしょうか。
牝馬は〔011〕。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔841〕、5歳〔144〕、6歳〔125〕。
馬券圏内は3世代のみ。中でも4歳馬が、他を圧倒しています。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.01.14