金鯱賞(3月14日 中京11R)芝2000m
12月末から3月の施行に替わったのが、17年のこと。従いまして、データは過去4年です。
1番人気は〔301〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔032〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタはなく、万馬券もなし。
1番人気は馬券圏内パーフェクト。
1、1、2、1番人気が勝つも、2着には7、8、5、8人気が。ヒモ荒れに注意が必要です。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔300〕。4着以内の馬で、当日すべて1番人気だった馬。
ダービーから〔100〕。1番人気6着馬。
海外GⅠの凱旋門賞から〔011〕。16着と15着の馬。
同じく、香港ヴァーズから〔010〕。2着馬。
小倉大賞典から〔010〕。4着馬。
中日新聞杯から〔010〕。5着馬。
チャレンジCから〔001〕。勝ち馬。
OPの白富士Sから〔002〕。勝ち馬と、1番人気7着馬です。
国内のレースで掲示板を外していたなら、そのレースでの1番人気が必須のよう。
馬券圏内12頭すべてに、芝2000m以上での勝ちがありました。
また、馬券圏内12頭のうち、左回りを経験していたのは11頭。勝ちがあるのは9頭で、残る2頭にも左回りのGⅠでの2着、4着がありました。
さらに、馬券圏内12頭中、重賞勝ちは8頭、連対2頭、3着1頭。
勝ち馬4頭すべてに、GⅡ以上での勝ちがありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別に見ていきましょう。
4歳〔310〕、5歳〔122〕、6歳〔002〕、7歳〔000〕、8歳〔010〕。
若い順にいいようです。
関西馬が〔433〕と、関東馬を圧倒しているのも特徴のひとつ。
また、過去4年で、逃げ馬が〔021〕。比較的人気薄の馬が、逃げ粘ります。穴馬探しのヒントは、このあたりにあるのかもしれません。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.03.10