大阪杯(4月4日 阪神11R)芝2000m
GⅠに格上げになったのが17年のこと。従いまして、データは過去4年です。
1番人気は〔201〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔120〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタはなく、万馬券もなし。
毎年、1または2番人気の馬が、連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。
金鯱賞から〔211〕。掲示板3頭に、6着馬1頭。
中山記念から〔111〕。掲示板確保の馬。
京都記念から〔011〕。連対馬。
神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内12頭すべての前走が、GⅠまたはGⅡから。その前走での人気は、すべて1~3番人気でした。
また、馬券圏内12頭すべてに重賞勝ちがありました。
連対8頭すべてに、GⅠでの連対歴があり、かつ芝2000m以上での勝利、または芝2000mのGⅠでの2着がありました。
さらに、勝ち馬4頭には、阪神芝での勝利、または阪神芝の重賞での2着がありました。
馬券圏内12頭中、8頭に芝2000mのGⅠ3着以内があり、残る4頭には芝1800m~2200mの重賞での勝ちがありました。
別の見方もしておくと、馬券圏内12頭中、11頭に芝GⅠでの連対歴があり、残る1頭には有馬記念0秒3差の4着がありました。
とにかく高いハードルを課していいということのようです。
牝馬は〔110〕。2番人気と4番人気の馬。
GⅡ時代も含む、過去10年で見ると〔211〕。やはり4番人気までの馬でした。
関西馬が〔443〕。関東馬を圧倒しています。
過去10年で見ても、すべて関西馬が勝っています。
年齢別では、4歳〔123〕、5歳〔311〕、6歳〔010〕。
5歳馬がいいよう。
勝ち馬4頭中、3頭が5番枠より内の馬。
2着の3頭、3着の3頭も8番枠より内の馬であることから、内が有利と考えてもよさそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.04.01