阪神牝馬S(4月10日 阪神11R)芝1600m
牝馬限定の芝1600m戦。
距離が1600mに延長されたのが16年のこと。従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔032〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
近3年は、2ケタ人気馬が馬券圏内に来ています。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。人気、着順は不問。
ジャパンカップから〔010〕。8着馬。
京都牝馬Sから〔212〕。3着以内4頭に、6着馬。
東京新聞杯から〔101〕。勝ち馬。
中山牝馬Sから〔100〕。2番人気14着馬。
京都金杯から〔001〕。3着馬。
3勝クラスから〔021〕。1~3番人気で勝った馬です。
連対10頭中、GⅠからの3頭を除く7頭は、前走3着以内または2番人気だった馬。
3着5頭中4頭も、前走3着以内の馬でした。
連対10頭中、7頭に重賞勝ちまたはGⅠ2着があり、残る3頭は昇級初戦または格上挑戦の馬でした。ちなみに、この格上挑戦の馬には、過去に重賞3着がありました。
また、連対10頭中、9頭に芝1600mでの勝ちがあり、例外の1頭は芝1600mが初めての馬でした。
年齢別に見ておくと、4歳〔232〕、5歳〔220〕、6歳〔103〕。
好走は3世代に限定されるようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.04.09