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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【皐月賞】過去9年データ分析!

Text:長谷川雄啓

皐月賞(4月18日 中山11R)芝2000m

クラシック3冠の第1弾。芝2000m戦。

阪神で行われた11年を除く、データは過去9年です。

1番人気は〔311〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔123〕。

6番人気以下〔314〕、2ケタ人気馬〔001〕。

馬連3ケタ5回に、万馬券なし。

大きな波乱は少ないようです。

ステップレースを見ていきましょう。

まずは、3つのTRから。

スプリングSから〔213〕。連対馬。

弥生賞から〔042〕。4着以内の馬。

若葉Sから〔021〕。1、2番人気で連対の馬。

他に、ホープフルSから〔200〕。1番人気1着馬。

朝日杯FSから〔010〕。1番人気1着馬。

共同通信杯から〔401〕。3番人気以内で連対の馬。

毎日杯から〔010〕。2番人気1着馬。

アーリントンCから〔010〕。1番人気1着馬。

きさらぎ賞から〔001〕。1番人気1着馬。

京成杯から〔001〕。こちらも1番人気1着の馬でした。

馬券圏内27頭で見ると、弥生賞以外は前走連対必須。弥生賞は4着まで。

また、27頭中、22頭が前走3番人気以内。4番人気以下だった5頭は、弥生賞以外なら前走1着で人気不問。弥生賞は5番人気まで好走可となっています。

連対18頭中、14頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞2着が。残る2頭にはOP勝ちがありました。

また、連対18頭中、17頭に芝1800mと2000mに勝ちがあり、例外の1頭はデビュー以来、芝1600mを3戦3勝。中には朝日杯FSを含む重賞2勝がありました。

芝1800m、2000mに勝ちがない馬は、3着で見ても1頭しかいません。

さらに、連対18頭すべてが、2勝以上の馬。1勝馬は3着に1頭いるだけです。

連対18頭中、17頭がデビュー以来、掲示板を外していませんでした。

キャリア2戦以下と8戦以上の馬券圏内はありません。

〔898〕と、ほとんどを占めるキャリア3~5戦の馬を狙いたいレースです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 重版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。