天皇賞・春(5月2日 阪神11R)芝3200m
古馬最高峰のレース。芝3200m戦。
例年は京都での施行。今年は阪神で行われますが、データは京都で行われた過去10年です。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔402〕、3番人気は〔041〕。
6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔122〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
近8年で、1、2番人気が7勝。残る1回も4番人気の勝利と、人気馬の優勝が多くなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
大阪杯から〔110〕。勝ち馬と4番人気13着馬。
GⅡ時代の産経大阪杯から〔220〕。こちらは3着以内の馬でした。
有馬記念から〔100〕。4着馬。
海外GⅠのドバイワールドCから〔001〕。2着馬。
阪神大賞典から〔325〕。3着以内7頭に、4、6、10着馬が1頭ずつ。
日経賞から〔223〕。3着以内6頭に、2番人気5着馬。
AJCCから〔100〕。2着馬。
京都記念から〔011〕。1着と4着の馬。
日経新春杯から〔010〕。勝ち馬。
ダイヤモンドSから〔010〕。こちらも勝ち馬です。
馬券圏内30頭すべてが、前走重賞組。そのうち29頭がGⅠ、もしくはGⅡから。例外の1頭もGⅢからの馬でした。
また、掲示板を外していたのは3頭のみ。その前走の人気は、4、5、6番人気でした。
連対20頭すべてに、GⅠ、もしくはGⅡの連対歴があり、17頭にGⅠでの3着以内がありました。
また、連対20頭中、13頭に芝3000m以上のGⅠでの3着以内があり、残る7頭にはGⅠ、GⅡの勝ちに加え、前走重賞3着以内必須です。
この7頭をさらに詳しく見ていくと、芝3000m以上のGⅠに4着以下でも勝ち馬から0秒5差か、芝2400mのGⅠ連対歴、または芝2200mのGⅡ勝ちがありました。
牝馬は〔000〕。馬券圏内はありません。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔424〕、5歳〔530〕、6歳〔143〕、7歳〔003〕、8歳〔010〕。
5歳、4歳の順にいいようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.04.28