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JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の【ヴィクトリアマイル】過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

ヴィクトリアマイル(日曜・東京)芝1600m

マイル女王決定戦。

過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔012〕。

6番人気以下〔445〕、2ケタ人気馬〔132〕。

馬連3ケタ2回に、万馬券2本。

その2本の万馬券は、3万馬券と4万馬券ですから、荒れる時は大きく荒れる牝馬GⅠです。

ステップレースを見ていきましょう。

高松宮記念から〔102〕。人気、着順は不問です。

有馬記念から〔100〕。1番人気9着馬。

海外GⅠのドバイWCから〔010〕。8着馬。

阪神牝馬Sから〔444〕。1400m時代は〔111〕。人気、着順不問でしたが、1600mになってからは〔333〕。掲示板8頭に、3番人気9着馬です。

GⅡ時代の産経大阪杯から〔111〕。人気、着順は不問。

マイラーズCから〔100〕。4着馬。

中山牝馬Sから〔211〕。掲示板確保または4番人気までに推されていた馬。

福島牝馬Sから〔012〕。掲示板確保の馬。

京都牝馬Sから〔010〕。勝ち馬。

ダービー卿CTから〔010〕。2着馬。

馬券圏内30頭すべてが、前走重賞出走馬。

30頭中、28頭が3月以降に1走していました。

連対20頭中、18頭が重賞を勝っており、そのうち14頭が芝1600mの重賞勝ち馬でした。重賞勝ちのない2頭も、重賞2着と3着のある馬でした。

また、連対20頭中、19頭に芝1600mでの勝ちがあり、例外の1頭は15年に勝ったストレイトガール。この馬は、前年のこのレースで3着だった馬です。

重賞実績、マイル実績は必須です。

さらに、連対20頭中、17頭に東京の芝での勝ちまたは東京芝の重賞での2、3着がありました。

優勝馬に、前走勝ち馬はいません。

連対20頭で見ても、前走3着以内は6頭のみ。

前走で3着を外していた14頭を見ると、過去にGⅠ3着以内があるか、前々走で重賞連対という馬が13頭。これが巻き返せる条件のようです。

例外の1頭は、17年2着のデンコウアンジュ。この馬の前走は、4着でした。

年齢別に見ておくと、4歳〔563〕、5歳〔336〕、6歳〔111〕、7歳〔100〕。

若い順にいいようです。

最後に、過去の好走馬が、再び、三度の好走を見せるのも特徴です。具体的に見ていきましょう。

12年、勝ったホエールキャプチャ、翌13年2着。

13年、勝ったヴィルシーナ、翌14年も連覇。

14年、3着のストレイトガール、翌15年、16年と連覇。

17年、3着のジュールポレール、翌18年優勝。

19年、勝ったノームコア、20年3着。

今年は、昨年2着のサウンドキアラが出走予定。出てきたら、要注目です。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 重版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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