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【ラジオNIKKEI賞】JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の過去9年データ分析!

Text:長谷川雄啓

ラジオNIKKEI賞(日曜・福島)芝1800m

3歳馬によるハンデ戦。芝1800m戦。

データは福島で行われた、過去9年で見ていきたいと思います。

1番人気は〔230〕、2番人気は〔300〕、3番人気は〔100〕。

6番人気以下〔256〕、2ケタ人気馬〔012〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券2本。

毎年7番人気以下の伏兵が馬券圏内にいる、波乱のハンデ戦です。

ステップレースを見ていきましょう。

NHKマイルCから〔012〕。

ダービーから〔010〕。

オークスから〔010〕。

青葉賞から〔100〕。

京都新聞杯から〔100〕。

重賞組は、すべて掲示板外しの馬。

前走GⅠからの馬は、2着までとなっています。

OPのプリンシパルSから〔201〕。連対2頭は1着と3着の馬。3着は17着馬です。

白百合Sから〔120〕。3着以内の馬。

2勝クラスから〔102〕。人気、着順は不問です。

1勝クラスから〔344〕。勝ち馬10頭に、2着馬1頭。連対7頭はすべて勝ち馬でした。

トップハンデは9年で17頭いて〔210〕。

勝ち馬のハンデは56.5~53キロで、平均すると54.5キロ。

2着馬は55~53キロで、平均54.22キロ。

3着馬は56~52キロで、平均53.44キロ。

注目は、ハンデ53キロの馬。〔125〕という成績ですが、その8頭の人気は、9番人気3頭に、8番人気2頭、6、12、16番人気が1頭ずつ。

ハンデ53キロで人気薄の馬は、無条件で馬券に入れてもいいぐらいです。

連対18頭中、16頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る2頭にはOPクラスでの連対歴がありました。

馬券圏内27頭すべてが、4月以降に1戦以上を消化していました。

牝馬は〔010〕。

脚質的には、逃げ馬が〔112〕ですが、捲れるタイプの好走も見られます。小回りコースへの適性を、しっかり見ておく必要がありそうです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 重版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。