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【CBC賞】JRAビギナーズセミナー講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川雄啓

CBC賞(日曜・小倉)芝1200m

芝1200mのハンデ戦。本来は中京で行われる重賞ですが、今年は小倉での施行。

10年前と昨年は阪神で行われており、データは開催場を問わない、過去10年で見ていきたいと思います。

1番人気は〔311〕、2番人気は〔312〕、3番人気は〔113〕。

6番人気以下〔164〕、2ケタ人気馬〔122〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券3本。

近5年で3本の万馬券。波乱の度合いが高まっているようです。

ステップレースを見ていきましょう。

高松宮記念から〔223〕。掲示板5頭に、9、11着の馬。

ヴィクトリアマイルから〔010〕。13着馬。

海外GⅠのアルクオーツスプリント12着馬の〔001〕というのもあります。

芝1400m時代の阪神牝馬Sから〔110〕。人気、着順は不問。

マイラーズCから〔100〕。6着馬。

京王杯SCから〔011〕。人気、着順は不問。

阪急杯から〔010〕。16着馬。

芝のOPから〔424〕。掲示板7頭に、7、9、10着馬。

ダートのOPから〔100〕。勝ち馬。

3勝クラスから〔121〕。勝ち馬3頭に、1番人気6着馬です。

トップハンデは10年で10頭いて〔203〕。

勝ち馬のハンデは58.5~51キロで、平均すると55.55キロ。

2着馬は57.5~50キロで、平均54.85キロ。

3着馬は59~54キロで、平均56.45キロ。

ハンデ57.5キロ以上の馬が〔331〕、牝馬の55.5キロ(牡馬換算で57.5キロ)が〔101〕。合わせると〔432〕。重いハンデは実力の証しかもしれません。

また、3着馬10頭中、牡馬8頭が56キロ以上、牝馬1頭が55.5キロ。重めのハンデの馬が3着に多いのも特徴です。

勝ち馬10頭で見ると、9頭にOPクラス勝ち、または重賞3着以内がありました。

ダートも含め、前走の距離を見ると、1000m〔101〕、1200m〔446〕、1400m〔452〕、1600m〔111〕。

1200m、1400mがいいようです。

近7年、馬券圏内21頭すべてが、前走1400m以下からの馬。

年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔111〕、5歳〔754〕、6歳〔225〕、7歳〔020〕。

5歳馬が抜けていいよう。

近7年、馬券圏内21頭すべてが5歳以上の馬で占められています。

過去の好走馬が再びの好走を見せるのも特徴ですが、今年は該当馬がいません。

ただ、10年に京都で2着、11年阪神で優勝、12年に中京で3着になった、ダッシャーゴーゴーのように、競馬場が変わっても再三好走する馬もいます。この時期、調子を上げる馬に注意が必要かもしれません。

最後に脚質で見ると、逃げ馬が〔123〕。

今年は、開幕週の小回り小倉での開催。逃げ馬には、いつも以上の注意を払う必要がありそうです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 重版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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