アイビスサマーダッシュ(日曜・新潟)芝1000m
新潟の開幕週を飾る、新潟名物、芝直線1000m戦。
過去10年、1番人気は〔720〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔022〕。
6番人気以下〔215〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
10年で9回は1番人気が連に絡んでいる、堅めのレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
海外GⅠのアルクオーツスプリントから〔001〕。13着馬。
CBC賞から〔310〕。2、3、9着馬と、7着馬。
函館スプリントSから〔212〕。掲示板4頭と、6着馬。
OPの韋駄天Sから〔341〕。連対7頭に、3番人気4着馬。
バーデンバーデンCから〔022〕。掲示板3頭に、16着馬。
ルミエールSから〔100〕。勝ち馬。
OP特別時代の葵Sから〔010〕。2着馬。
ダートのコーラルSから〔100〕。13着馬。
3勝クラスから〔012〕。3着以内の馬。
2勝クラスから〔002〕。勝ち馬でした。
前走が芝直線1000m戦で掲示板を外していた馬の、馬券圏内はありません。
また、連対20頭中、17頭が前走で掲示板確保の馬。例外の3頭は、CBC賞の7、9着と、ダートのコーラルS13着。好調の波が必要なようです。
連対20頭中、18頭にOPクラスの連対歴があり、残る2頭には芝直線1000m戦での連対歴がありました。
連対20頭すべてに、芝1000mまたは芝1200mでの勝ちがありました。
牝馬は〔556〕。馬券圏内の半数以上を占めています。
年齢別で見ておきましょう。
3歳〔021〕、4歳〔411〕、5歳〔474〕、6歳〔003〕、7歳〔201〕。
5歳、4歳の順にいいようです。
一昨年の55秒1を除けば、勝ち時計は53秒8から54秒5まで。持ち時計のチェックも忘れずに。
最後に、直線競馬で重要な枠順ですが、馬券圏内30頭中、20頭が2ケタ馬番の馬。
勝ち馬6頭、2着馬6頭、3着馬8頭が2ケタ馬番ですが、逆に2~4番枠の馬も6頭が馬券圏内にいます。
外有利でも、内が全然ダメかというと、そうでもないことを、頭の中に入れておく必要はありそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 重版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.07.21