札幌2歳S(土曜・札幌)芝1800m
札幌の2歳チャンピオン決定戦。
函館で行われた13年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔222〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔125〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
こちらは、ひと捻り必要な2歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
クローバー賞から〔112〕。連対馬。
コスモス賞から〔031〕。2着3頭は勝ち馬、3着の1頭は3番人気4着馬。
新馬戦から〔546〕。4番人気までで勝ち上がった馬。
未勝利戦から〔310〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内27頭すべてが、前走で芝1500m以上のレースを走っていました。
中でも、芝1800m戦からがよく〔777〕。
また、前走で負けていたのは2頭だけ。クローバー賞2着から優勝した16年のトラストと、コスモス賞4着から3着に来た15年のクロコスミアです。
前走で札幌、函館以外を走っていた馬で、4番人気以下だった馬の馬券圏内はありません。
また、キャリア4戦以上の馬は2着までとなっています。
牝馬は〔222〕。距離がやや長いからでしょうか、牡馬の方が好成績。
しかし、昨年は牝馬がワンツー。このあたりに難解さがあるのかもしれません。
最後に、関西の須貝厩舎が好相性のレースで、13年の函館開催も合わせると、過去10年で〔321〕。今年もリューベックが出走予定。要注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.09.01