京成杯オータムH(日曜・中山)芝1600m
芝1600mのハンデ戦。新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔300〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔121〕、6番人気以下〔155〕、2ケタ人気馬〔122〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
ちなみに、4番人気が〔201〕。難解なハンデ戦です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
関屋記念から〔144〕。
中京記念から〔102〕。
他に、ダービー、七夕賞から勝ち馬が。
安田記念、ヴィクトリアマイル、クイーンS、ダービー卿CTから2着馬が。
NHKマイルC、東京新聞杯から3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は、基本的には不問ですが、好相性の2レースには傾向があるようです。
関屋記念は、3着以内7頭に、4、6着の馬が1頭ずつ。
中京記念は、2着馬2頭に、6着馬1頭です。
OPから〔211〕。勝ち馬3頭に、3番人気10着馬。
3勝クラスから〔300〕。1、2番人気で勝った馬。
OPと3勝クラスの勝ち馬で5勝ですから、難解ですよね。
トップハンデは9回で12頭いて〔022〕。トップハンデは2着まで。
勝ち馬のハンデは57~52キロで、平均すると54.33キロ。
2着馬は58~52キロで、平均55.06キロ。
3着馬は58~54キロで、平均55.56キロ。
52キロで連対の3頭は、すべて牝馬。牡馬の馬券圏内は、53キロ以上となっています。
前走との比較では、斤量増が〔314〕、据え置きが〔133〕、斤量減が〔552〕。
斤量増で連対の4頭は、前走OP勝ちか、重賞2着の勢いのあった馬です。
連対18頭中、17頭に重賞での掲示板があり、残る1頭は前走3勝クラス勝ちで、ここが重賞初挑戦のミッキーグローリー(18年優勝)。
また、連対18頭中、17頭に芝1600mでの勝ちがあり、残る1頭は芝1600mのGⅠに3着がありました。
勝ち馬9頭で、重賞勝ちがなければ、前走3勝クラス勝ちか、中山芝1600mの連対100%が必要。
さらに、勝ち馬9頭中、8頭が10番枠より内の馬。例外の1頭は12番枠の馬。
また、勝ち馬9頭中、8頭が4番人気までの馬なので、勝つのは「10番枠より内の、4番人気までの馬」?
牝馬は〔350〕。
最後に年齢別に見ておくと、3歳〔212〕、4歳〔212〕、5歳〔432〕、6歳〔032〕、7歳〔111〕。
5歳馬が中心のようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.09.08