スプリンターズS(日曜・中山)芝1200m
秋のGⅠ初戦。芝1200m戦。
新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔511〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔220〕。
6番人気以下〔038〕、2ケタ人気馬〔023〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
勝つのは3番人気まで。
その一方で、3着9頭中、8頭が7番人気以下。穴党は3着に伏兵を狙いたいレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
最も好相性なのが、セントウルS組で〔543〕。連対9頭は4着以内の馬。3着3頭は1、5、7着だった馬です。
安田記念から〔210〕。1、3、17着馬。
高松宮記念から〔010〕。2着馬。
ヴィクトリアマイルから〔010〕。3番人気11着馬。
キーンランドCから〔114〕。4着以内5頭に、2番人気7着馬。
CBC賞から〔100〕。勝ち馬。
北九州記念から〔011〕。4着と3着の馬。
OPの朱鷺Sから〔001〕。1番人気1着馬です。
馬券圏内27頭中、前走掲示板外しは4頭。この4頭すべて、前々走では掲示板を確保しています。つまり、2戦続けて掲示板を外した馬は、馬券に絡めていないということです。
これを連対18頭に絞ると、16頭が前走4着以内。例外の2頭は前々走で重賞連対の馬でした。
勝ち馬9頭すべてに、同年の重賞勝ちがありました。
また、勝ち馬9頭中、8頭には芝1200mの重賞勝ちがあり、残る1頭には高松宮記念での2着がありました。
2着馬9頭で見ても、7頭に芝1200mの重賞勝ちがあり、残る2頭にも芝1200mの重賞2着、3着がありました。
中山で2戦以上して勝ちのない馬に優勝はありません。
また、前走GⅢからなら、優勝は勝ち馬のみとなっています。
牝馬は〔345〕。
年齢別では、3歳〔011〕、4歳〔434〕、5歳〔342〕、6歳〔201〕、7歳〔011〕。
4、5歳馬が中心です。
前年の好走馬が、続けて好走することもあるよう。具体的に見ておきましょう。
11年勝ったカレンチャン、翌12年2着。
12年勝ったロードカナロア、13年連覇。
16年勝ったレッドファルクス、17年連覇。
19年3着ダノンスマッシュ、翌20年2着。
今年は、そのダノンスマッシュと、19年2着のモズスーパーフレア、昨年3着のアウィルアウェイが出走を予定。注目してみて下さい。
レース中、一度でも先頭に立った馬が〔051〕。
勝ちこそありませんが、半数以上が馬券絡んでいます。
逆に、勝つのは中団から後方に構える馬。
展開をしっかり読む必要がありそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.09.29