京都大賞典(日曜・阪神)芝2400m
例年は京都で行われる重賞ですが、今年は阪神の同距離での施行となります。
データは、京都の過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔312〕、2番人気は〔114〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔260〕、2ケタ人気馬〔200〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。
3本の万馬券のうち、2本が9万馬券と5万馬券。荒れる時は大きく荒れるようです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
宝塚記念からが抜けて好相性で〔625〕。
天皇賞・春から〔022〕。
新潟記念から〔110〕。
その他、オールカマー、鳴尾記念から勝ち馬が。
大阪杯、阪神大賞典、札幌記念から2着馬が。
安田記念、目黒記念から3着馬が出ています。
GⅠ、GⅡからなら人気、着順不問。GⅢからは3着以内、または2番人気に推されていたことが必要です。
OPの丹頂Sから〔110〕。5着馬と勝ち馬。
3勝クラスから〔011〕。共に1番人気1着馬です。
連対20頭中、19頭に芝2000m以上での勝ちがあり、例外の1頭にも芝2000mの重賞2着がありました。
また、連対20頭中、14頭に重賞勝ちがあり、残りの6頭中5頭にも重賞3着以内がありました。
例外の1頭は連勝で3勝クラスを勝ち上がり、ここが重賞初挑戦だった馬です。
牝馬は〔110〕。
年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔353〕、5歳〔532〕、6歳〔113〕、7歳〔112〕。
5歳、4歳の順にいいようです。
京都時代は、京都での実績が必要で、内枠の馬の好走が目立ちました。阪神に替わってどうなるのか。注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.10.06