チャンピオンズC(日曜・中京)ダート1800m
秋のダートチャンピオン決定戦。ダート1800m戦。
名称が変わり、舞台を中京に移したのが、14年のこと。従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔130〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔023〕。
6番人気以下〔323〕、2ケタ人気馬〔102〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
毎年1~3番人気が連に絡む一方で、8番人気以下が馬券圏内に来なかったのは1回だけ。人気馬と人気薄を上手く組み合わせてと、データは語ります。
ステップレースを見ていきましょう。
交流GⅠのJBCクラシックから〔312〕。4着以内の馬。
JBCレディスクラシックから〔100〕。2着馬。
JBCスプリントから〔001〕。2着馬。
同じく、南部杯から〔221〕。掲示板3頭に、3番人気(6着)と5番人気(9着)だった馬。
交流GⅡの日本テレビ盃から〔100〕。勝ち馬。
みやこSから〔022〕。1、3着の馬に、1番人気(15着)と2番人気(14着)だった馬。
武蔵野Sから〔020〕。勝ち馬と3番人気(7着)だった馬。
エルムSから〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内21頭は、すべて前走で重賞を走っていました。
また、勝ち馬7頭すべての前走は交流GⅠまたはGⅡで、掲示板確保の馬たちです。
勝ち馬7頭と2着馬4頭にダートGⅠ(JpnⅠ)での勝ちがあり、残る3頭の2着馬は、ここが初めてのGⅠ出走だった馬です。
さらに、勝ち馬7頭と2着馬5頭に、左回りのダート重賞での連対歴がありました。
加えて、連対14頭すべてに、ダート1800m以上の重賞での3着以内がありました。
ダートGⅠに出走経験がありながら3着以内がない馬の馬券圏内はありません。
牝馬は〔100〕。
年齢別で見ていくと、3歳〔210〕、4歳〔101〕、5歳〔223〕、6歳〔232〕、7歳〔020〕。
高齢馬の頑張りも目立ちますが、昨年もこのレースに出走していた5歳以上の馬は、昨年掲示板が欲しいところ。外していた馬は3着に1頭のみとなっています。
勝ち馬7頭すべて、11番枠より内。さらに言うと、6頭が9番枠より内の馬です。
14~16番の馬の馬券圏内はありません。
“内枠やや有利”を覚えておくとよさそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.12.01