阪神C(土曜・阪神)芝1400m
芝内回り1400m戦。
過去10年、1番人気は〔102〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔444〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券4本。
波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイルCSから〔355〕。
スプリンターズSから〔110〕。
スワンSから〔101〕。
京阪杯から〔101〕。
その他、NHKマイルC、府中牝馬Sから勝ち馬が。
秋華賞、交流GⅠのJBCスプリント、CBC賞から2着馬が。
ローズS、チャレンジCから3着馬が出ています。
OPから〔211〕。こちらは6着以内の馬でした。
GⅠ(交流も含む)から18頭、GⅡ以下が12頭。
GⅠからなら人気、着順不問ですが、GⅡ以下からは、掲示板確保が9頭、6着2頭、10着1頭です。
連対20頭すべてに重賞連対歴があり、勝ち馬10頭はすべて重賞勝ち馬でした。
牝馬は〔311〕。この5頭は、すべて近3年での好走馬です。
年齢別に見ておくと、3歳〔233〕、4歳〔213〕、5歳〔343〕、6歳〔310〕、7歳〔011〕。
ベテラン勢も頑張ります。
2年続けて、前走1600m以上のレースを走っていた馬が、1~3着を独占。距離短縮はマイナスにはならないよう。
また、近5年の勝ち馬は、6番枠より内の馬です。
最後に、近3年には見られませんが、過去の好走馬が、再びの好走を見せるのも特徴のひとつ。
具体的に見ていきましょう。
11年勝ったサンカルロ、12年連覇。
12年2着ガルボ、13年も2着。
13年勝ったリアルインパクト、14年連覇。
15年2着ダンスディレクター、17年2着。
16年2着イスラボニータ、17年優勝。
今年は、昨年の覇者ダノンファンタジーが出走を予定しています。注目の1頭です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.12.24