フェアリーS(月曜・中山)芝1600m
3歳牝馬限定重賞。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔110〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔501〕。
6番人気以下〔374〕、2ケタ人気馬〔330〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
勝つのは3番人気までの馬か、2ケタ人気の馬と両極端。
万馬券はすべて3万馬券です。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔101〕。
アルテミスSから〔100〕。
1勝クラスから〔362〕。連対6頭に、3着、4着が1頭ずつ。掲示板外しも3頭います。
新馬勝ちから〔214〕。
芝の未勝利勝ちから〔332〕。
ダートの未勝利勝ちから〔001〕。ただし、この馬にも、芝の2着がありました。
重賞からの3頭は、すべて掲示板外しの馬ですが、3頭共、前々走は1着でした。
連対20頭中、15頭に芝1600m以上での勝ちがあり、4頭に1勝クラスの芝1600mでの4着以内があり、残る1頭には芝1400mでの2着がありました。
1勝クラスを勝ちきれない馬でも、好走出来るあたりに難しさがあります。
連対20頭は、すべて重賞連対とOP勝ちのない馬です。
一方で、芝1600m以上に馬券圏内がない馬は2着が精一杯です。
関東馬が〔1089〕、関西馬が〔021〕。関東馬が圧倒的好成績です。
勝ち馬10頭中、8頭が1ケタ馬番の馬。14番、15番枠からの勝ち馬もいますが、中山芝1600m戦です。基本的には、内枠有利と覚えておきましょう。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.01.09