京都記念(日曜・阪神)芝2200m
例年、京都で行われていたレースですが、今年も昨年に引き続き、阪神の内回り芝2200mでの施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔222〕、2番人気は〔023〕、3番人気は〔242〕。
6番人気以下〔401〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
毎年、1~3番人気の馬が連対し、馬券圏内30頭すべてが6番人気までの馬。堅いレースとなっています。
ステップレースは実に様々。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
海外GⅠの香港ヴァーズから〔210〕。
有馬記念から〔203〕。
天皇賞・秋から〔110〕。
菊花賞から〔110〕。
エリザベス女王杯から〔110〕。
ジャパンCから〔012〕。
AJCCから〔111〕。
中山金杯から〔110〕。
その他、新潟記念から勝ち馬が。
マイルCS、ステイヤーズSから2着馬が。
宝塚記念、天皇賞・春、海外GⅠの凱旋門賞、京都大賞典から3着馬が出ています。
OPのディセンバーS1番人気1着馬の〔010〕というのもあります。
29頭が前走重賞組。
そのうち、21頭いる前走GⅠからの馬は、人気、着順不問。
残る8頭のGⅡ以下からの馬を見ると、4着以内6頭と、1番人気7着と5番人気7着の馬でした。
連対20頭すべてにGⅠ出走歴があり、そのうち15頭にはGⅠ3着以内が、2頭に掲示板がありました。
また、連対20頭中、19頭に重賞連対歴があり、16頭に重賞勝ちが、重賞勝ちのない4頭にもOP勝ちがありました。
さらに、連対20頭中、12頭に芝2200m以上での勝ちがあり、残る8頭にも芝2200m以上のGⅠまたはGⅡでの掲示板がありました。
とにかく高いレベルの実績が求められ、それが“馬券圏内すべて6番人気以内の馬”というのに表れているのでしょう。
牝馬は〔230〕。当日、5番人気までに推されていた馬です。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔362〕、5歳〔616〕、6歳〔121〕、7歳〔011〕。
勝つという意味では5歳馬が、連対では4歳馬がいいようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第4版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.02.09