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新馬、未勝利勝ち直後では勝てないレース!【クイーンカップ】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

クイーンC(土曜・東京)芝1600m

3歳牝馬限定の芝1600m戦。

データは過去10年ですが、13年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。

1番人気は〔412〕、2番人気は〔412〕、3番人気は〔130〕。

6番人気以下〔016〕、2ケタ人気馬〔001〕。

馬連3ケタ4回に、万馬券なし。

勝ち馬は4番人気まで。

また、毎年1~3番人気の馬が連に絡んでいます。

ステップレースを見ていきましょう。

阪神JFから〔332〕。掲示板5頭に、6着以下3頭。8頭すべてが前々走では連に絡んでいて、掲示板外しの3頭の前々走はすべて1着でした。

フェアリーSから〔223〕。掲示板5頭に、1番人気6着馬と12番人気9着馬。

京都2歳Sから〔100〕。2着馬。

ファンタジーSから〔010〕。2着馬。

アルテミスSから〔001〕。2着馬。

シンザン記念から〔001〕。1番人気4着馬。

1勝クラスから〔411〕。3着以内の馬。

新馬勝ちから〔022〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。

未勝利勝ちから〔011〕。1番人気で勝ち上がった馬です。

馬券圏内31頭中、前走が芝1600m以上だった馬が30頭。1頭は芝1400mでした。

また、近2走のいずれかで2着に入っていた馬が29頭。3着があるのが1頭に、どちらも掲示板を外していたのが1頭。この2頭は、共にクイーンCでは3着。つまり、連対には、近2走いずれかでの連対が必要ということのようです。

連対20頭中、19頭に芝1600m以上での連対歴があり、例外の1頭は芝1600mの阪神JF4着馬でした。

勝ち馬で見ると、10頭中、9頭に1勝クラスでの勝ち、または重賞連対歴がありました。例外の1頭は、重賞(フェアリーS)1番人気6着がある馬です。

キャリア1戦、または5戦以上の馬は2着までとなっています。

ややオカルトチックな話ですが、勝ち馬10頭中、6番枠の馬が5勝、9番枠が2勝、15番枠が2勝。

3年前が9番6番、昨年は6番9番のワンツー。

さらに4年前は6、9番、5年前は15、6番の1着3着。

迷った時はこの3つの馬番で馬券を買ってみてはいかがでしょう?

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第4版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。