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軽いと勝てない! 勝ち馬の90%がクリアしていた馬体重は!?【フェブラリーS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

フェブラリーS(日曜・東京)ダート1600m

2022年初となるJRAのGⅠ。

過去10年、1番人気は〔422〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔102〕。

6番人気以下〔235〕、2ケタ人気馬〔110〕。

馬連3ケタ2回に、万馬券4本。

両極端な結果となっています。

また、近8年連続で1番人気が馬券圏内に。残る2年も、2、3番人気がそれぞれ馬券圏内に。3連系の軸は人気馬でよさそうです。

ステップレースを見ていきましょう。

ジャパンCダートも含む、チャンピオンズCから〔232〕。人気、着順は不問です。

交流GⅠの東京大賞典から〔022〕。掲示板3頭に、4番人気7着馬。

同じく、川崎記念から〔021〕。連対2頭に、2番人気6着馬。

東海Sから〔311〕。3着以内の馬。

根岸Sから〔423〕。3着以内の馬。

武蔵野Sから〔001〕。5着馬。

OPのフェアウェルSから〔100〕。3番人気9着馬です。

勝ち馬で見ると、根岸Sから4勝。勝ち馬3頭と3着馬1頭。

東海Sから3勝。すべて勝ち馬。

チャンピオンズCから2勝。共に2番人気で、6着と12着から巻き返した馬。

OPのフェアウェルSから1頭。3番人気9着から。これはしんがり人気(16番人気)だった2014年のコパノリッキーです。

狙いは上位3つのダート重賞になりそうです。

連対20頭すべてに1年以内の重賞連対がありました。

また、連対20頭中、19頭にダート重賞の勝ちがあり、GⅠ勝ち馬は11頭。ダートの重賞勝ちがなかった1頭にも、芝1600mの重賞勝ちとダート重賞での2着がありました。

距離も絞れば、16頭にダート1600m以上の重賞勝ちがあり、3頭はダート1400mの根岸Sから。

例外の1頭にも、芝1600mの重賞勝ち+東京ダート1600mの武蔵野Sで3着がありました。

連対20頭中、14頭が前走3着以内。残る6頭は、すべて前走ダート1800m以上からの距離短縮馬です。

さらに、連対20頭すべてに、芝も含めた左回りでの勝ちがあり、加えて左回りでの重賞3着以内がありました。

牝馬は〔000〕。馬券圏内はありません。

年齢別に見ると、4歳〔410〕、5歳〔334〕、6歳〔323〕、7歳〔021〕、8歳〔022〕。

勝ち馬は4~6歳の3世代。7、8歳のベテランの人気薄にも注意が必要です。

実は、勝ち馬の9頭が、前走時の馬体重が490キロ以上。ある程度の馬格が必要なようです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第4版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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