金鯱賞(日曜・中京)芝2000m
3月の施行になったのが、17年のこと。
従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔311〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
1番人気の複勝率は100%。
毎年1、2人気のいずれかが連に絡んでいますが、馬連3ケタはありません。
具体的に見ていくと、1、7番人気、1、8番人気、2、5番人気、1、8番人気、10、1番人気のワンツー。人気馬と伏兵の組み合わせとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔300〕。4着以内の馬。
ダービーから〔100〕。1番人気1着馬。
ジャパンCから〔010〕。3着馬。
海外GⅠの凱旋門賞から〔011〕。人気、着順は不問です。
香港ヴァーズから〔010〕。2着馬。
小倉大賞典から〔010〕。4着馬。
中日新聞杯から〔010〕。5着馬。
チャレンジCから〔001〕。勝ち馬。
白富士Sから〔103〕。勝ち馬2頭に、5着馬と1番人気7着馬。
国内のレースで掲示板を外していたなら、1番人気必須のようです。
馬券圏内15頭すべてに、芝2000m以上での勝ちがありました。
また、15頭中、14頭は左回りを経験していて、勝ちがあるのは12頭。残る2頭には、左回りのGⅠで2着と4着がありました。左回りを経験しているなら、好走歴が必要なようです。
連対10頭中、8頭に重賞勝ちがあり、1頭には重賞2着が、1頭には重賞4着がありました。
ちなみに、勝ち馬5頭には、すべて重賞勝ちがありました。
重賞での好走歴は重要なポイントです。
牝馬は〔020〕。
年齢別では、4歳〔321〕、5歳〔122〕、6歳〔102〕、7歳〔000〕、8歳〔010〕。
若い順にいいようです。
関西馬が〔544〕。関東馬を圧倒しています。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第4版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.03.09