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連対馬の80%にあった重賞実績のハードルとは!?【高松宮記念】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

高松宮記念(日曜・中京)芝1200m

2022年、JRA最初の芝GⅠ。

過去10年、1番人気は〔213〕、2番人気は〔340〕、3番人気は〔223〕。

6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔013〕。

馬連3ケタ3回に、万馬券2本。

10回中、9回で1~3番人気が連絡み。残る1回も、勝ち馬は4番人気。軸は人気の馬でよさそうです。

ステップレースを見ていきましょう。

好相性のレースは3つ。

シルクロードSから〔422〕。掲示板7頭に、5番人気15着馬。

阪急杯から〔333〕。4着以内8頭に、1番人気7着馬。

オーシャンSから〔124〕。掲示板6頭に、3番人気9着馬。

その他、海外GⅠの香港スプリントから〔101〕。勝ち馬と3番人気12着馬。

ダートのフェブラリーSから〔010〕。5着馬。

阪神Cから〔010〕。勝ち馬。

京都牝馬Sから〔010〕。勝ち馬。

外国馬の〔100〕というのもあります。

国内のレースならシルクロードS、阪急杯、オーシャンSからのみ勝ち馬が出ていて、連対または1、2番人気必須。

この3つのレースで〔879〕となっています。

前走の距離を見ると、外国馬も含めた馬券圏内30頭中、29頭が芝1200mまたは芝1400mから。唯一の例外はダート1600mのフェブラリーSから2着に来た17年のレッツゴードンキです。

連対20頭中、17頭に重賞勝ちがあり、残る3頭にも芝1200mの重賞2着がありました。

また、連対20頭中、16頭に芝1200mの重賞での3着以内があり、残る4頭にも芝1400mの重賞勝ちがありました。

つまり、連対には芝1400m以下の重賞で、少なくとも3着は必要ということになります。

牝馬は〔243〕。

最後に年齢別に見ておくと、4歳〔324〕、5歳〔523〕、6歳〔163〕、7歳〔100〕。

この1頭の7歳馬は外国馬。馬券に絡んだ日本馬は、4~6歳の3世代のみとなっています。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第4版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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