阪神牝馬S(土曜・阪神)芝1600m
牝馬限定戦。芝1600m、GⅡ。
1400mから距離延長になったのが16年のこと。従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔211〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔033〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
勝ち馬は4番人気まで。その一方で、近4年は8番人気以下の伏兵が馬券圏内に来ている、難解な牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。5着と15着の馬。
ジャパンCから〔010〕。8着馬。
京都牝馬Sから〔212〕。3着以内4頭に、6着馬1頭。
東京新聞杯から〔101〕。勝ち馬。
中山牝馬Sから〔100〕。2番人気14着馬。
愛知杯から〔011〕。1着と12着の馬。
京都金杯から〔001〕。3着馬。
3勝クラスから〔121〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。
連対12頭のうち、GⅠからの3頭を除く9頭は、前走3着以内または2番人気の馬。
さらに、連対12頭中、8頭に重賞勝ちまたはGⅠ2着があり、残る4頭のうち3頭は昇級初戦、1頭は格上挑戦の馬で、この格上挑戦で2着に来た19年のアマルフィコーストには、過去に重賞3着がありました。
また、連対12頭中、9頭に芝1600mでの勝ちがあり、1頭は芝1600mの重賞での2着が。残る2頭は、ここが初の1600m戦でした。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔342〕、5歳〔221〕、6歳〔103〕。
馬券に絡むのは3世代のみ。それも、若い順にいいようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第4版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.04.08