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意外にも「新馬戦の成績」と連対確率が密接に連動しているGⅠ【NHKマイルC】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

NHKマイルC(日曜・東京)芝1600m

3歳マイル王決定戦。

過去10年、1番人気は〔311〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔110〕。

6番人気以下〔358〕、2ケタ人気馬〔133〕。

馬連3ケタ1回に、万馬券4本。

馬券圏内の半数以上が、6番人気以下の伏兵。波乱のGⅠです。

ステップレースを見ていきましょう。

まずは2つのTRから。

ニュージーランドTから〔302〕。3着以内3頭に、5着と7着の馬。

アーリントンCから〔103〕。3着以内の馬。

その他、桜花賞から〔220〕。掲示板3頭に、15着馬。

皐月賞から〔211〕。人気、着順は不問です。

弥生賞から〔101〕。2着馬と12着馬。

スプリングSから〔011〕。12着と7着の馬。

ファルコンSから〔111〕。連対馬。

毎日杯から〔020〕。2着と4着の馬。

フラワーCから〔010〕。勝ち馬。

京成杯から〔001〕。1番人気10着馬。

OPの橘Sから〔010〕。勝ち馬。

アネモネSから〔010〕。4着馬。

馬券圏内30頭すべて、前走はOPクラスからとなっています。

連対20頭中、16頭に重賞連対歴があり、残る4頭にもOPクラスの勝ちがありました。

また、連対20頭中、15頭に芝1600mでの勝ち、または芝1600mの重賞に2着がありました。

さらに、連対20頭中、15頭が新馬戦で勝ち上がっていて、年明けデビューの馬は、全勝で、なおかつ重賞勝ちが必要です。

加えて、連対20頭のうち、19頭が連対率50%を超えていました。

牝馬は〔231〕。

馬券圏内30頭中、26頭の前走が芝1600m以上のレース、残る4頭は芝1400m戦から。

また、馬券圏内30頭中、29頭が3月以降に少なくても1走していました。例外の1頭は、13年3着のフラムドグロール。1月の京成杯からでした。

キャリア2戦以下と、10戦以上の馬の馬券圏内はありません。

逃げ馬が〔311〕。

展開をしっかり読むことも重要なようです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第5版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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