GⅢ・葵ステークス(土曜・中京)芝1200m
3歳馬による芝1200m戦、GⅢ。
重賞に格上げされたのが18年のこと。
また、昨年は京都から舞台を中京に移しましたが、今年も引き続き中京での開催。
その昨年も含む、データは過去4年で見ていきたいと思います。
なお、18年は2着同着。従いまして、4年で2着は5頭、3着は3頭となります。
1番人気は〔200〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔231〕、2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
毎年1~3番人気が連に絡む一方で、9番人気以下も連に絡んでいるという、大波乱の短距離重賞です。
ちなみに、中京開催の昨年は、13、3、9番人気の1~3着。馬連26560円、3連単は145万馬券でした。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔011〕。17着と10着の馬。
ファルコンSから〔100〕。9着馬。
アーリントンCから〔010〕。13着馬。
OPのマーガレットSから〔111〕。掲示板確保の馬。
橘Sから〔110〕。3着と13着の馬。
1勝クラスから〔111〕。勝ち馬です。
初勝利を挙げてすぐの馬の馬券圏内はありません。
連対9頭には、1勝クラス以上での芝1200m戦に勝ちがありました。
また、毎年、前走OPクラスの芝1400m以上のレースで1秒以上離された馬が連絡み。
この2つの穴ポイントから候補馬を絞り、あとは1~3番人気と9番人気以下に振り分けて、馬券を組み立ててみる。
これが葵Sの攻略法かもしれません。
牝馬は〔332〕。昨年は1~3着を独占するなど、牡馬を圧倒しています。覚えておいて下さい。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.05.27