GⅢ・鳴尾記念(土曜・中京)芝2000m
例年、阪神で行わてきたレースですが、今年も昨年に引き続き、中京での施行。データはそれも含めた過去10年です。
1番人気は〔240〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔343〕、2ケタ人気馬〔102〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券2本。
阪神での9回は、毎年1~3番人気の馬が馬券に絡んでいましたが、中京開催の昨年は8、9、5番人気の1~3着。馬連万馬券、3連単63万馬券の大波乱となっています。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
天皇賞・春から〔300〕。
ヴィクトリアマイルから〔020〕。
大阪杯(GⅡ時代の産経大阪杯も含む)から〔013〕。
中山記念から〔200〕。
新潟大賞典から〔133〕。
他に、京王杯SCから勝ち馬が。
海外GⅠの香港C、小倉大賞典から2着馬が。
有馬記念、日経賞から3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPの都大路Sから〔121〕。
福島民報杯から〔100〕。
大阪城Sから〔001〕。
OP組も、人気、着順は不問です。
3勝クラスから〔100〕。こちらは勝ち馬です。
連対20頭中、14頭に重賞勝ちがあり、残る6頭中4頭にも重賞2着かOP勝ちがありました。
また、連対20頭中、16頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る4頭中3頭には芝2000m以上の重賞での2着がありました。
前走の人気、着順は不問ですが、連対20頭のうち、OPクラスでの連対が無かった馬は2頭だけ。近走成績よりも、過去の実績を重視してみて下さい。
牝馬は〔020〕。2頭共、当日1番人気に推された馬です。
年齢別に見ておきましょう。
3歳〔000〕、4歳〔235〕、5歳〔531〕、6歳〔223〕、7歳〔021〕、8歳〔100〕。
5歳馬がいいようです。
連対20頭は、すべて関西馬。関東馬は3着に2頭だけ。関西馬が関東馬を圧倒しています。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.06.03