GⅢ・ラジオNIKKEI賞(日曜・福島)芝1800m
3歳馬によるハンデ重賞。
過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔300〕、3番人気は〔100〕。
6番人気以下〔267〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
毎年7番人気以下の伏兵が馬券圏内にいる、波乱の3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
NHKマイルCから〔012〕。
ダービーから〔010〕。
オークスから〔010〕。
皐月賞から〔010〕。
GⅠからは2着まで。
青葉賞から〔101〕。
京都新聞杯から〔100〕。
重賞組は、すべて掲示板を外していた馬です。
OPのプリンシパルSから〔301〕。勝ち馬3頭は1、3着と、1番人気4着馬。3着の1頭は17着馬。
白百合Sから〔120〕。3着以内の馬。
2勝クラスから〔102〕。人気、着順は不問。
1勝クラスから〔344〕。勝ち馬10頭に、2着馬1頭。連対7頭は、すべて勝ち馬でした。
馬券圏内30頭すべてが、4月以降に1戦していました。
トップハンデは、10年で19頭いて〔210〕。
勝ち馬のハンデは56.5~53キロで、平均54.45キロ。
2着馬は55~53キロで、平均54.1キロ。
3着馬は56~52キロで、平均53.5キロ。
注目はハンデ53キロの馬で〔135〕。この9頭の人気を見てみると、9番人気3頭、8番人気2頭、他の4頭も6、11、12、16番人気。
53キロで人気薄なら、黙って買いかもしれません。
なんてことを昨年も書いたら、53キロで11番人気のワールドリバイバルが2着に。今年も要注目です。
連対20頭中、18頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、残る2頭にはOPクラスの連対実績がありました。
牝馬は〔010〕。
逃げ馬が〔113〕。捲るタイプの馬の好走例もあり、小回り適性はしっかりチェックする必要がありそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.06.29