GⅢ・CBC賞(日曜・小倉)芝1200m
例年、中京で行われるハンデ重賞ですが、一昨年は阪神での開催、今年は昨年に引き続き小倉での開催となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔211〕、2番人気は〔322〕、3番人気は〔113〕。
6番人気以下〔264〕、2ケタ人気馬〔121〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
波乱のスプリント重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
高松宮記念から〔124〕。
1400m時代の阪神牝馬Sから〔110〕。
京王杯SCから〔011〕。
その他、マイラーズCから勝ち馬が。
ヴィクトリアマイル、NHKマイルC、阪急杯から2着馬が。
海外GⅠのアルクオーツスプリントから3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔413〕。掲示板5頭と、7、9、10着馬。
ダートのOPから〔100〕。勝ち馬。
3勝クラスから〔221〕。勝ち馬3頭に、1番人気だった馬が2頭です。
トップハンデは、10年で10頭いて〔103〕。
勝ち馬のハンデは58~51キロで、平均すると54.9キロ。
2着馬は57.5~50キロで、平均54.4キロ。
3着馬は59~54キロで、平均56.4キロ。
3着の牡馬で56キロ以上が7頭、55.5キロの牝馬(牡馬換算で57.5キロ)が2頭。あとは54キロの牡馬が1頭。
ハンデの重めな馬が3着に多いのも特徴のひとつです。
勝ち馬10頭中、9頭にOPクラスの勝ちまたは重賞3着以内があり、例外の1頭は昨年のファストフォース。格上挑戦で優勝したこの馬には、小倉芝1200mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中、17頭に芝1200mでの勝ちがあり、残る3頭は芝1200mが未経験で、かつ芝1400m以上の重賞勝ち馬でした。
牝馬は〔352〕。
年齢別では、3歳〔010〕、4歳〔011〕、5歳〔855〕、6歳〔224〕、7歳〔010〕。
抜けて5歳馬がよく、次に6歳馬。この2世代がいいようです。
過去の好走馬が、再びの好走を見せるのも、このレースの特徴です。具体的に挙げていきましょう。
12年勝ったマジンプロスパー、翌13年連覇。
13年3着サドンストーム、15年も3着。
17年2着セカンドテーブル、翌18年3着。
18年勝ったアレスバローズ、翌19年2着。
19年勝ったレッドアンシェル、翌20年3着。
今年は、昨年と同じ小倉芝1200mを逃げ切った、ファストフォースが出走予定。要注目です。
逃げ馬が〔213〕。阪神、小倉と現在2連勝中。
昨年も平坦小倉でさらに注意としたら、ファストフォースが逃げ切り勝ち。今年は果たしてどうなるのか?展開もしっかり読んで下さい。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.06.29