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3着馬の90%が「前走OP組」という特殊重賞!【プロキオンS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

GⅢ・プロキオンS(日曜・小倉)ダート1700m

例年は中京のダート1400mで施行されていた重賞が、一昨年は阪神ダート1400mで、昨年は小倉ダート1700mで、そして今年も昨年に引き続き、小倉ダート1700mで行われます。

データは過去10年です。

1番人気は〔222〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔020〕。

6番人気以下〔225〕、2ケタ人気馬〔112〕。

馬連3ケタ3本に、万馬券3本。

昨年は9、14、12番人気の1~3着で、馬連5万馬券、3連単194万馬券の大波乱となっています。

ステップレースを見ていきましょう。

複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞は1つだけ。

交流GⅠのかしわ記念から〔210〕。

その他、アンタレスS、交流GⅢの北海スプリントから勝ち馬が。

国際GⅡのゴドルフィンマイル、交流GⅡのさきたま杯、交流GⅢのかきつばた記念、芝の目黒記念、函館記念(前年)から2着馬が。

交流GⅢの東京スプリントから3着馬が出ています。

前走重賞組は11頭。

ダートからの9頭中、7頭は掲示板確保、残る2頭は2番人気8着と、10番人気15着の馬でした。

芝からなら、人気、着順は不問です。

OPから〔539〕。3着以内12頭に、2番人気だった馬が2頭。これ以外の3頭は、前々走で3着以内でした。

3勝クラスから〔110〕。こちらは1番人気1着馬です。

連対20頭のうち、昇級初戦だった2頭を除く、18頭中14頭にOPクラスでの勝ちがありました。

小倉のダート1700mに舞台が替わった昨年の1、2着馬にはそれぞれ、小倉ダート1700mでの勝ち、ダート1400mのOP勝ち+小倉ダート1700m2着がありました。

この舞台への適性があれば、人気薄でも台頭可能ということかもしれません。

牝馬は〔111〕。

最後に年齢別に見ておくと、3歳〔000〕、4歳〔520〕、5歳〔144〕、6歳〔412〕、7歳〔023〕、8歳〔011〕。

4歳、6歳の順にいいようです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第5版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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