GⅡ・札幌記念(日曜・札幌)芝2000m
函館で行われた13年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔053〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔100〕。
6番人気以下〔132〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
函館で行われた13年も含め、1番人気に勝ちがありません。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
安田記念から〔221〕。
オークスから〔200〕。
宝塚記念から〔021〕。
天皇賞・春から〔002〕。
目黒記念から〔110〕。
函館記念から〔211〕。
その他、クイーンS、エプソムCから勝ち馬が。
海外GⅠのドバイデューティーフリー、同じくクイーンエリザベスⅡ世C、前年のジャパンCから2着馬が。
海外GⅠのドバイシーマクラシック、ダービー、大阪杯、鳴尾記念から3着馬が出ています。
馬券圏内27頭すべてが、前走重賞から。人気、着順は不問です。
連対18頭中、15頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞3着以内がありました。
また、連対18頭中、GⅠ勝ちは9頭で、GⅡ勝ちまたはGⅢ2勝以上の馬が6頭。残る3頭は函館記念からの参戦でした。
勝ち馬で見ると、GⅠ馬以外には、同年の重賞3着以内がありました。
牝馬は〔413〕。
年齢別では、3歳〔201〕、4歳〔202〕、5歳〔264〕、6歳〔311〕、7歳〔011〕、8歳〔010〕。
7、8歳で好走の3頭は、8、8、12番人気。高齢の人気薄が穴を演出することも。
勝ちがないと言った1番人気ですが、9回中8回は馬券圏内に。「1番人気は2、3着で」とデータは語りますが、果たして?
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.08.17