GⅢ・京成杯AH(日曜・中山)芝1600m
ハンデ戦、新潟で行われた14年を除くデータは過去9回です。
1番人気は〔301〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔255〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
NHKマイルCから〔002〕。
中京記念から〔202〕。
関屋記念から〔143〕。
その他、ダービー、七夕賞から勝ち馬が。
安田記念、ヴィクトリアマイル、ダービー卿CT、函館SSから2着馬が。
東京新聞杯から3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問ですが、好相性の2つのレースには傾向があるようです。見ていきましょう。
〔202〕の中京記念からは、2着馬3頭と、6着馬。
〔143〕の関屋記念からは、4着以内6頭と、6着と9着の馬でした。
以下、OPから〔111〕。勝ち馬2頭に、3番人気10着馬。連対の2頭は勝ち馬です。
3勝クラスから〔300〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。
トップハンデは、過去9回で12頭いて〔021〕。
勝ち馬のハンデは56~52キロで、平均すると54.22キロ。
2着馬は58~52キロで、平均55.22キロ。
3着馬は58~53キロで、平均55.39キロ。
トップハンデは2着まで。
勝ち馬は56キロまで。
52キロで連対の3頭は、牝馬。馬券圏内の牡馬は、すべて53キロ以上を背負っていました。
連対18頭中、16頭に芝1600mの重賞に掲示板があり、なかった1頭は芝2000mの重賞に2着があったフラアンジェリコ(15年優勝)、もう1頭は前走3勝クラス勝ちで、ここが初の重賞出走だったミッキーグローリー(18年優勝)。この2頭には、中山芝1600mに勝ちがありました。
また、連対18頭中、16頭に芝1600mの勝ちがあり、残る2頭にも芝1600mのGⅠ3着がありました。
牝馬は〔350〕。
年齢別に見ておくと、3歳〔213〕、4歳〔202〕、5歳〔442〕、6歳〔031〕、7歳〔111〕。
5歳馬がいいようです。
勝ち馬9頭中、8頭が10番枠より内の馬。残る1頭は12番枠での勝利でした。
中山マイルは外枠が不利。その傾向が表れているといえそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.09.08