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勝ち馬に求められる実績は2パターン。「重賞勝ち」or「中山2200m出走歴」【セントライトS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去9年データ分析!

Text:長谷川雄啓

GⅡ・セントライト記念(月曜・中山)芝2200m

3歳馬による菊花賞TR。上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。

新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。

1番人気は〔330〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔103〕。

6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔011〕。

馬連3ケタ3回に、万馬券2本。

近6年連続で、1、2番人気の少なくとも1頭が連に絡んでいます。

 

ステップレースを見ていきましょう。

ダービーから〔543〕。人気、着順は不問です。

ホープフルSから〔001〕。2着馬。

青葉賞から〔001〕。7着。

ラジオNIKKEI賞から〔211〕。勝ち馬2頭に、1番人気6着と5番人気12着の馬。

OPのプリンシパルSから〔001〕。勝ち馬。

2勝クラスから〔140〕。4着以内4頭に、2番人気6着馬。

1勝クラスから〔102〕。3番人気までで勝った馬です。

 

勝ち馬9頭中、6頭に重賞勝ちがあり、残る3頭には中山芝2200mに出走歴がありました。

連対18頭中、16頭に芝2000m以上での勝ちがありました。

残る2頭のうち、1頭は芝1800mの重賞勝ち馬(15年2着ミュゼエイリアン)、1頭は芝1800mで2勝を挙げ、中山芝2200mに出走歴があった馬(13年勝ち馬ユールシンギング)です。

キャリア4戦以下は2着まで。

キャリア5、6戦で8勝ですから、このあたりが狙い目かもしれません。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第5版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。