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連対馬の94.4%にあった重賞実績とは!?【オールカマー】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去9年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

GⅡ・オールカマー(日曜・中山)芝2200m

新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。

1番人気は〔221〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔133〕。

6番人気以下〔104〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。

馬連3ケタ2回に、万馬券なし。

他にも、1000円台が5回、2000円台が1回。毎年1~3番人気が連に絡んでいる、堅めの重賞です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。

宝塚記念から〔322〕。

天皇賞・春から〔200〕。

海外GⅠのクイーンエリザベスⅡ世Cから〔011〕。

目黒記念から〔002〕。

七夕賞から〔020〕。

その他、ヴィクトリアマイル、海外GⅠのドバイシーマクラシック、新潟大賞典、マーメイドSから勝ち馬が。

安田記念、京都記念、札幌記念、小倉記念から2着馬が。

AJCCから3着馬が出ています。

重賞組の人気、着順は不問です。

OPの札幌日経オープンから〔001〕。4着馬。

福島テレビオープンから〔001〕。2番人気6着馬でした。

馬券圏内27頭中、前走の着順または人気が、“5”以内だった馬が24頭。例外の3頭は、宝塚記念7、8着馬。

カギとなる数字は“5”かもしれません。

 

連対18頭すべてに、芝2000~2200mでの勝ち、または同距離重賞の2着がありました。

また、連対18頭中、17頭に重賞連対歴がありました。

中山の芝に勝ちがあったのは12頭。残る6頭中、4頭には中山芝の重賞での5着以内がありました。

牝馬は〔430〕。すべて重賞連対歴ありの馬。このうち5頭には、GⅠ連対歴がありました。

年齢別に見ていくと、3歳〔000〕、4歳〔443〕、5歳〔534〕、6歳〔021〕、7歳〔001〕。

4歳、5歳の2世代がいいようです。

オールカマーとは「なんでもこい」の意味。とはいえ、連対18頭すべてが前走重賞出走馬。

加えて、前走GⅠ出走馬が〔743〕。

レース名とは裏腹に、格がモノを言うGⅡのようです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第5版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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