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馬券内30頭のうち27頭が当てはまるキャリアとは!?【秋華賞】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

GⅠ・秋華賞(日曜・阪神)芝2000m

3歳牝馬3冠レースの3冠目。

本来は京都での施行ですが、今年も昨年に引き続き、阪神の芝内回りで行われます。

 

データは過去10年です。

1番人気は〔410〕、2番人気は〔040〕、3番人気は〔402〕。

6番人気以下〔016〕、2ケタ人気馬〔012〕。

馬連3ケタ4回に、万馬券なし。

最高配当は16年の3550円(3、4番人気)と、堅めの決着。

勝ち馬は4番人気までで、毎年必ず1~3番人気の馬が連に絡んでいます。

 

ステップレースを見ていきましょう。

オークスから〔400〕。3着以内の馬。現在、4連勝中です。

2つのTR、まずはローズSから〔347〕。3着以内9頭に、4着2頭、5着1頭。残る2頭は2番人気7着馬と12番人気18着馬。ちなみに、この2頭は共にオークス出走馬でした。

紫苑Sから〔340〕。3着以内5頭に、4着1頭、5着1頭。

勝ち馬は、オークス、ローズS、紫苑Sの、3つのレースからに限られます。

その他、3勝クラスから〔001〕。1番人気3着馬。

2勝クラスから〔021〕。1番人気1着馬。

1勝クラスから〔001〕。1番人気1着馬。

条件戦からは2着までとなっています。

 

連対20頭すべてが前走掲示板確保の馬。

これを3着で見ても、掲示板外しは2頭。オークス出走馬で、ローズSで掲示板外しという共通点がありました。

連対20頭中、18頭に芝1800m以上での勝ちがあり、残る2頭はオークスで掲示板確保(2、5着)の馬。

また、連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、4頭に重賞2着があり、重賞に連対歴のない3頭中、2頭は前走古馬混合の2勝クラスを1番人気で勝った馬、1頭は前走TRで優先出走権を得た馬です。

さらに、連対20頭中、17頭に同年重賞の3着以内があり、ここが重賞初出走の馬は2着まで。1勝馬も2着までとなっています。

キャリア3戦以下の馬の馬券圏内はなく、4~8戦で〔9108〕。狙いはこのあたりでしょうか。

前走、前々走でオークスに出走した馬は、馬券圏内30頭中19頭。ただし、オークス4着以下で、秋華賞に直行してきた馬の馬券圏内はありません。

現在4年連続で、1着は前走オークス出走馬、2着は前走紫苑S出走馬。

ちなみに、紫苑Sが重賞に格上げされた16年以降、紫苑S〔240〕、ローズS〔015〕。

TRでは、紫苑S組が好走馬を多く出す傾向に変わってきています。覚えておいて下さい。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第5版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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