GⅠ・菊花賞(日曜・阪神)芝3000m
3歳クラシック3冠レースの最終戦。
例年は京都での施行ですが、今年も昨年に引き続き、阪神で行われます。
データは過去10年です。
1番人気は〔502〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔211〕。
6番人気以下〔136〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
毎年、1~3番人気の馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、2つのTRから。
神戸新聞杯組が圧倒的好成績で〔744〕。3着以内13頭に、4着と5着の馬が1頭ずつ。3着を外したこの2頭は、菊花賞では3着でした。
セントライト記念から〔241〕。3着以内5頭に、1番人気13着馬と4番人気9着馬。3着を外していた2頭は、皐月賞からダービーと走っていて、ダービーは6着、13着ですが、皐月賞は2着、4着だった馬です。
その他、ラジオNIKKEI賞から〔100〕。2着馬。
札幌記念から〔010〕。3着馬。
2勝クラスから〔015〕。芝2200~2600m戦を、1、2番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内30頭中、26頭が前走3着以内の馬。また、掲示板を外していたのはセントライト記念組の2頭だけです。
連対20頭中、8頭が重賞勝ち馬、7頭に重賞2着があり、重賞連対歴のない5頭にもOPクラス3着以内がありました。
また、連対20頭中、17頭に芝2400m以上の出走歴があり、2頭には芝2200mの出走歴が。例外の1頭は、デビューから3戦すべて芝1800mを走り、3戦目の前走で重賞2着だった17年2着のフィエールマンです。
キャリア9戦以上の馬は2着まで。
最後に、過去10年の勝ち馬10頭中、8頭までもが5番枠より内の馬。阪神で行われた昨年も、3番枠のタイトルホルダーが勝ちました。
残る2頭は12、13番枠ですが、14番枠より外の馬に勝ちはありません。覚えておくとよさそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.10.19