GⅢ・アルテミスS(土曜・東京)芝1600m
2歳牝馬による重賞。
過去10年、1番人気は〔420〕、2番人気は〔241〕、3番人気は〔001〕。
6番人気以下〔424〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
10回中、9回で、1、2番人気が連絡み。例外の1回も、2番人気が3着でした。
ステップレースを見ていきましょう。
デイリー杯2歳Sから〔100〕。4着馬。
札幌2歳Sから〔111〕。3着以内の馬。
OPから〔111〕。3着以内の馬。
1勝クラスから〔024〕。掲示板確保の馬。
新馬勝ちから〔231〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔533〕。1、2番人気で勝ち上がった馬が10頭に、残る1頭は5番人気で勝ち上がった馬でした。
馬券圏内30頭中、25頭の前走が芝1600m以上のレース。
残る5頭は、芝1400m、1500mから。この5頭は2着まで。
芝1200mからの馬券圏内はありません。
また、芝1800mの新馬勝ちからの馬券圏内もありません。
さらに、芝1600m以上に勝ちがなかったのは、12年2着のアユサン(芝1400mの新馬勝ちから)と、20年2着のククナ(芝1500mの未勝利勝ちから)の2頭だけです。
キャリア6戦以上の馬の馬券圏内はなく、キャリア2戦の馬が〔756〕と好成績。
牝馬クラシック路線で活躍する馬を多数輩出してきた出世レース。要注目です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.10.28