GⅠ・ホープフルS(28日/水曜・中山)芝2000m
GⅠに格上げされたのが、17年のこと。従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔002〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
残る2回も1000円台。
勝ち馬はすべて1または2番人気で、2着馬も4番人気までですから、堅いGⅠです。
ステップレースを見ていきましょう。
デイリー杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。
東京スポーツ杯2歳Sから〔201〕。勝ち馬。
京都2歳Sから〔100〕。2着馬。
OPの萩Sから〔210〕。1番人気で連対の馬。
アイビーSから〔011〕。1、2番人気で勝った馬。
芙蓉Sから〔001〕。4番人気1着馬。
1勝クラスから〔021〕。1番人気1着馬。
新馬勝ちから〔001〕。3番人気で勝ち上がった馬です。
勝ち馬はすべて前走OPクラスの連対馬。
また、馬券圏内15頭中13頭が前走勝ち馬で、残る2頭も2着だった馬。
17年2着ジャンダルム以外の14頭は、芝1800mまたは芝2000m戦からの参戦。
そのジャンダルムを除く連対9頭が、前走①人気または②人気で連対の馬でした。
ジャンダルムはデビューから2戦続けて芝1600mを使って連勝。それ以外の馬券圏内14頭すべてに、芝1800m以上での勝ちがありました。
昨年の勝ち馬キラーアビリティを除く14頭は、これまで連対を外したことがなく、キラーアビリティも掲示板を外したことはありません。
馬券圏内15頭中13頭が2勝馬。
1頭は新馬勝ち即の馬ですが、3着まで。
もう1頭は、OPクラスに2着があった昨年の勝ち馬キラーアビリティです。
馬券圏内15頭すべて、キャリア4戦以内の馬。
また、関西馬が〔542〕、関東馬が〔013〕と、関西馬が関東馬を圧倒しています。
逃げ馬の馬券圏内は、OP、GⅡ時代を含む、過去10年で見てもありません。“逃げ馬苦戦”と覚えておいてよさそうです。す。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.12.27