AJCC(日曜・中山)
芝2200m戦、GⅡ。
過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
10回中9回で1~3番人気が連絡み。残る1回も4番人気が勝っています。それでも馬連3ケタは1回しかないのですから、ヒモ荒れのイメージでいいと思います。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔200〕。
菊花賞から〔130〕。
中日新聞杯から〔113〕。
福島記念から〔020〕。
中山金杯から〔011〕。
その他、天皇賞・春、海外GⅠの凱旋門賞、ステイヤーズSから勝ち馬が。
天皇賞・秋、チャレンジCから2着馬が。
ジャパンC、アルゼンチン共和国杯から3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPのディセンバーSから〔011〕。2着と6着の馬。
3勝クラスから〔101〕。1、2番人気で1着の馬でした。
馬券圏内30頭のうち、29頭が芝2000m以上のレースから。例外の1頭は、芝1800m時代のディセンバーSからの馬です。
さらに、3勝クラスからの2頭を含め、馬券圏内30頭すべてが近2走のいずれかで重賞を走っていました。
勝ち馬10頭すべてに、重賞勝ち、もしくはGⅠ3着以内かGⅡ2着がありました。ただし、GⅠ勝ち馬の優勝は、20年のブラストワンピースのみです。
連対20頭中18頭に芝2000m以上の重賞での連対歴がありました。
牝馬は〔000〕。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔243〕、5歳〔313〕、6歳〔413〕、7歳〔130〕、8歳〔011〕。
6歳が最多の4勝を挙げていて、7、8歳のベテランの頑張りにも注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.01.18