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人気薄でもテイエムサウスダンを狙うべき過去の歴史とは!?【フェブラリーS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

Text:長谷川 雄啓

フェブラリーS(日曜・東京)

今年最初のJRA・GⅠ、ダート1600m戦。

過去10年、1番人気は〔422〕、2番人気は〔320〕、3番人気は〔102〕。

6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔110〕。

馬連3ケタ2回に、万馬券3本。

現在、9年連続で1、2番人気が連対しており、10年前は3番人気が勝っています。

 

ステップレースを見ていきましょう。

ジャパンCダートも含む、チャンピオンズCから〔333〕。人気、着順は不問です。

東京大賞典から〔021〕。2、5着と、4番人気7着馬。

川崎記念から〔021〕。連対2頭と、2番人気6着馬。

東海Sから〔311〕。3着以内の馬。

根岸Sから〔323〕。連対馬。

武蔵野Sから〔001〕。5着馬。

OPのフェアウェルSから〔100〕。3番人気9着馬。

勝ち馬10頭の内訳は、チャンピオンズCから3頭、東海Sから3頭、根岸Sから3頭、フェアウェルSから1頭。

フェアウェルS3番人気9着から優勝した14年のコパノリッキー(しんがり16番人気)は例外として、他の3つを見ていきましょう。

チャンピオンズC組は、2、2、4番人気で掲示板を外していた馬の巻き返し。

東海S組は、すべて勝ち馬。

根岸S組も、すべて勝ち馬。

狙いはこの3重賞からの馬かもしれません。

 

連対20頭すべてに、1年以内の重賞連対歴がありました。

また、連対20頭中、19頭にダート重賞での勝ちがあり、その中でダートGⅠ勝ちのある馬は11頭。ダートの重賞勝ちがなかった1頭にも、芝1600mの重賞勝ちに加え、ダート重賞に2着がありました(21年2着のエアスピネル)。

連対20頭中、16頭にダート1600m以上の重賞勝ちがあり、3頭は前走がダート1400mの根岸S連対馬、1頭は芝1600mの重賞勝ちに加え、ダート1600mの武蔵野Sに3着があった馬です。

さらに、連対20頭中、13頭が前走3着以内の馬、7頭がダート1800m以上からの距離短縮馬でした。

連対20頭すべてに、芝も含めた左回りでの勝ちと、重賞3着以内がありました。

 

牝馬は〔001〕。

年齢別で見ると、4歳〔411〕、5歳〔444〕、6歳〔212〕、7歳〔021〕、8歳〔022〕。

人気薄のベテランに注意が必要です。

勝ち馬10頭の馬体重を見ると、18年に勝ったノンコノユメを除く、9頭が490キロ以上。馬格はあったほうがよさそうです。

 

過去の好走馬が、繰り返しの好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に見ていきましょう。

14年勝ったコパノリッキー、翌15年連覇。

15年2着インカンテーション、18年3着。

15年3着ベストウォーリア、17年2着。

16年2着ノンコノユメ、18年優勝。

18年2着ゴールドドリーム、翌19年も2着。

21年勝ったカフェファラオ、22年連覇。

今年は、昨年2着のテイエムサウスダンが出走を予定しています。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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