中山記念(日曜・中山)
芝1800m戦、GⅡ。
過去10年、1番人気は〔300〕、2番人気は〔422〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
1~3番人気が9勝、残る1勝も5番人気。馬券圏内は8番人気までとなっています。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔210〕。
天皇賞・秋から〔110〕。
マイルCSから〔102〕。
海外GⅠの香港マイルから〔101〕。
秋華賞から〔020〕。
中山金杯から〔301〕。
その他、ダービー、エリザベス女王杯から勝ち馬が。
海外GⅠの香港ヴァーズ、旧朝日CC(現チャレンジC)、京都金杯、東京新聞杯、ダートの根岸Sから2着馬が。
菊花賞、ヴィクトリアマイル、阪神C、札幌記念、富士Sから3着馬が出ています。
OPの白富士S2着馬の〔011〕というのもあります。
GⅠ、GⅡからなら基本的に人気、着順不問ですが、それでも好走馬や高い人気に支持された馬は多く、GⅢとOPからなら3着以内は必須となっています。
馬券圏内30頭の前走は、GⅠ17頭、GⅡ2頭、GⅢ9頭、OP2頭。
GⅠとGⅢ組が多く、これを勝ち馬10頭で見ても、GⅠ7頭に、それ以外の3頭はGⅢの中山金杯3着以内の馬でした。
連対20頭中、19頭に重賞勝ちがあり、そのうち16頭は芝1800m以上の重賞での勝ち馬。重賞勝ちが芝1600mまでの馬は、中山記念は2着までとなっています。
これに並び、連対20頭中、18頭に芝1800m以上での勝ちがありました。
また、馬券圏内30頭のうち、2戦続けて掲示板を外していたのは2頭だけ。その2頭はGⅠ→GⅠとGⅡ→GⅠと走って掲示板外しの馬でした。
これらのことからも、高いレベルを求めていいレースと言えそうです。
牝馬は〔131〕。
脚質としては、勝ち馬10頭すべてが、4コーナーを4番手以内で回ってきた馬。
さらに、枠順で言えば、5番枠より内が7頭、残る3頭は8、9、15番枠の馬。
例外があるとはいえ、狙いは内枠の先行馬となりそうです。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔435〕、5歳〔540〕、6歳〔132〕、7歳〔002〕、8歳〔001〕。
5、4歳の2世代が中心のようです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.02.24