金鯱賞(日曜・中京)
芝2000m戦、GⅡ。
3月の施行になったのが、17年のこと。従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔411〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
毎年1、2番人気のいずれかが連絡み。
1番人気の複勝率は100%です。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔301〕。4着以内が3頭と、7着馬。勝ち馬3頭はすべて4着以内の馬です。
ダービーから〔100〕。1番人気6着馬。
ジャパンCから〔010〕。3着馬。
海外GⅠの凱旋門賞から〔011〕。16着と15着の馬。
香港ヴァーズから〔010〕。2着馬。
香港Cから〔010〕。2番人気6着馬。
小倉大賞典から〔010〕。4着馬。
中日新聞杯から〔010〕。5着馬。
チャレンジCから〔001〕。勝ち馬。
OPの白富士Sから〔203〕。勝ち馬3頭に、5着馬と、1番人気7着馬です。
馬券圏内18頭のうち、前走で掲示板確保、もしくは2番人気までに推されていた馬が16頭。残る2頭は、凱旋門賞11番人気16着馬と、有馬記念6番人気7着馬です。
馬券圏内18頭すべてに芝2000m以上での勝ちがあり、中でも連対12頭中11頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る1頭にも芝2000mのGⅠに2着がありました。
また、馬券圏内18頭中17頭に左回りの経験があり、そのうち15頭に左回りでの勝利が、残る2頭にも左回りのGⅠでそれぞれ2着、4着がありました。
連対12頭中、9頭が重賞勝ち馬。残る3頭は前々走で芝2000mの3勝クラスを勝ち上がり、前走はOPクラスで掲示板を確保した馬です。
ちなみに、勝ち馬6頭は、重賞勝ち馬5頭と前走OP勝ち馬です。
牝馬は〔031〕。
年齢別に見ていくと、4歳〔421〕、5歳〔133〕、6歳〔102〕、7歳〔000〕、8歳〔010〕。
若い順にいいようです。
このレース、関西馬が〔655〕、関東馬は〔011〕。関西馬が関東馬を圧倒しています。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第6版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2023.03.07